江戸幕府、島津斉彬、松平春嶽、鍋島閑叟、阿部正弘、徳川斉昭、一橋慶喜、勤皇の志士、久坂玄瑞、そして、薩長連合。

江戸幕府は、260年の鎖国にありました。NHKの大河ドラマをご覧になられている方はお分かりのとおりですが、島津斉彬、阿部正弘、徳川春嶽など、さまざまな優秀で国を憂う人たちが日本をまとめ、異国船の来訪に備えようと奔走していました。並行し、鍋島閑叟、島津斉彬のように、欧米列強の優れた国の工業技術を積極的に受け入れ、追いつこうと躍起になっていた人もいます。ブラタモリの「鹿児島」でも紹介されましたが、日本人のすごいところは、「鉄が必要だ。反射炉を作ろう。」「ところで、反射炉って、何? だって、誰も見たことないし。絵もないし、どうする?。」「オランダの書物があるから、オランダ語を勉強し、そこに書いてあることから想像して反射炉を作り、鉄を作り、大砲を作ろう。」となったわけです。

とてつもないことで、そのエネルギーたるや、現代人には想像もできないものだと思います。別の言い方をすると、それほどまでに異国船が怖かった。そして、アヘン戦争で荒廃した中国が強烈な危機意識となって、尊王攘夷を推進したのだと思います。

 

こんな状況の法人さんが、医療と介護には沢山あります。うちのコンサルタントの高山が昨日、「本間さん、医療法人は、いよいよですね。今年に入って(3か月)、もう、2法人が買収されました。驚きました。」医療は、いよいよ、合併・統合の時代に入りました。なんですが、社会福祉法人は、まだまだ、でしょうか。

私のお客様にも江戸幕府のようなお客様がいます。しかし、残念ながら、その法人には、阿部正弘、島津斉彬、鍋島閑叟、徳川斉昭、がいないのです。もう、黒船が来るまでは、変わらないかもしれませんね。とても、とっても残念です。一橋慶喜はいるのですが、、、、

ゆえに、改革は進まず、改革を志すと排除されてゆきます。私は、「時を待ちましょう。その時がきたらね。」とお話ししている人たちが法人内にいます。ただ、私は、コンサルタントなんで、この法人を去ることになるわけですが、、、残念ですが、力不足でした。多くの志士を残して去るのは辛いところです。最後の話は、「命を無駄にせず、生き残って時を待つことが大事。血気にはやって蛤御門の変で命を落とさないように、久坂玄瑞のように。」です。

ここからは、心の中で「いずれ、国が乱れ、新しい価値観が必要になるはずです。その時には、薩長連合をして、国を生き残らせてください。」です。

 

歴史から何を学ぶかが歴史の授業になります。年号を覚えることが授業ではありません。そのことを仕事の中で若い職員さんたちに伝えてゆきたいと思います。