経営者は、今、試される時を迎えているのだと理解しています。

宮城県経営協さん、鹿児島県老施協さん、病院協会さん、などでは、こんな話になりますかね。

 

例えば、

社会福祉法人を作って事業を始めた時は、「私の法人に働いてくれる人がいるのだろうか」と考えて募集を始めたはずです。初めて「ここで働きます。」と言われた時の感動を覚えていることと思います。

社会福祉法人は時代に押され、規模を拡大して行きます。事業所が増え、働く人も増えてゆきます。利益もあがるようになる法人から、拡大を急ぐ戦略からいつもお金が無い法人まで、戦略次第でさまざまでした。

経営者にとって、エデンの園のような経営環境がそこにはありました。初期投資には補助金がつく。ほぼ公定価格で品質とは無関係。働く人はいる。業務改善やIT化は無関係。計算機がいらないほど利益がでる。患者・利用者は増える一方。利用者は感謝と我慢の人たちばかり、ご家族は預かってくれるだけで感謝する。そんな環境なのに税金はない(社会福祉法人)。そんな美味しい業界なのに参入障壁は高い(異業種参入が難しい。)。問題が起これば、しまいには厚労省が守ってくれる。

こんな経営環境が、10年、20年、30年と続く、、、、エデンの園は永遠と勘違いしたことでしょう。

なんで、2014年当時、私が各県の経営協や老施協で講師をした次の日には抗議の電話が来たほどです。「主催者はなんであんな奴を呼んだんだ。」と。

エデンの園:楽園の代名詞。

 

そして、今、大きな時代の波が「破壊的な変化」とともに訪れようとしています。

・人口減少

・超少子高齢化

・地域医療構想

・2040年モデル

・医介統合・医介福統合

・人手不足

・中重度化対応

・アウトカム評価

・実績値評価

・補助金激減

・ICT、IoT、AI

・財政難

ある大きな法人の理事長のお話「私はいい時期に理事長やらせてもらった。息子の代は大変ですわ。大きいしてよかったんかと思うてます。」

気がついてみると、エデンの園は幻のように消えかけている。そう、10年、20年、30年と続いた経営環境は音を立てて崩壊しはじめている。経営者の中には気がつかない人もいる。中にはエデンの園だけを未だに信じている経営者さえいる。

ちなみに経営環境の変化は業績にも顕著に表れています。老人介護だけをしている社会福祉法人の3割は赤字に転落している。5億円未満の事業高の規模は保育所を除き、ほぼ、半数が赤字になっている。「じゃあ、人件費を減らせば、」と考える前に働く人がいない。人はすぐ辞める。

私は、セミナーで「2018年は社会福祉法人の合併・統合の枠組みができる年になる。」と2014年から言ってきました。そして、予想どおり、2040年モデルで活字になって「法人の選択」という枠組みとともに地域福祉連携法人化という概念が示されています。

医療法人は容赦なく、弱い法人が買われはじめています。強い法人はどんどん法人を買いに走り、弱い法人は赤字を膨らませています。

 

大きな変化と複雑化していく経営環境の中、経営者が一番、頼りのしなければいけないのは「人」です。なのに、ここに一番投資をしてこなかった。それだけではなく、人と向き合ってこなかった「ツケ」に苦しむことになっています。今は、以前と、真逆の環境なのに気がつかない。「では、外国人」となりますが、人と向き合ってこなかったのに、無理です。

これは、予言です。私は、外国人を入れたばっかりに、法人内に組合が出来て苦しむ法人が沢山出ると考えています。外国人受け入れ→組合結成→事業所崩壊。← このようなことを言っている人は世の中にいません。しかし、私が予言しておきます。日本人が考えるほど、素直で従順ではありません。彼らも私たちと同じです。そんなに弱い人たちではありません。そして、何より、価値観が大きく違います。その時が来たら、驚くと思いますよ。あくまでも予言です。ちなみに、結構、予言は当たってきているとは思っていますが、、、

 

そして、今、ながーく続いた江戸幕府は、終焉を迎えようとしています。これから「廃藩置県」が起こります。もう、藩という今までの枠組みは崩壊していくことでしょう。藩主という考え方が否定される時期が来るかと思っています。具体的に言えば、200〜400ある法人が20〜40に集約されるような。

また、やじられちゃうかな〜。やじは「日本人はどうなるんだ!」だったかな。壇上だったんで言い返しませんでしたが、言い返したかったことを初めて書きますね「日本人はだっれも困らないですよ。心配はいりません。日本人を心配する前に社会福祉法人や自法人のことを心配することをお勧めします。」です。口にするすんでのところで踏みとどまりました。

あれから2年経ちましたね。「そうなったでしょう? 私、間違ってましたか? 」

 

私は、社会福祉法人を否定しているのでありません。逆に社会福祉法人には期待しているほどです。信じていただけてないでしょうか?それが証拠に、今、社会福祉法人設立から請け負っている仕事があります。そして、さらに、人を介して、自分で社会福祉法人をしようかとさえ考えています。(もちろん、自分が理事長や常務理事になるわけではありませんが。)

 

経営者は、今、試される時を迎えているのだと理解しています。神様に祈るだけの経営者には時代は容赦ないでしょうかね。どんな時代にも、成功する人はいます。神様に祝福されるような幸運を手にする人がいます。

では、どんな経営者がそれに合致するのでしょうか? どんな経営者が地域で大きな法人かグループを形成していくのでしょうか?

社会福祉法人には、しっかりとした与えられた役割があるのです。すべては自覚するところからでしょうか。

いろんなお話をしたいと思います。

 

 

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本間 秀司

本間 秀司代表取締役社長

講師プロフィール

外資系コンサルティング会社の日本のエグゼクティブシニアセールスマネージャーを15年。日本の大手税理士法人マーケティング部統括部長(関係会社社長兼務)を4年。ウェルフェアー・J・ユナイテッド株式会社代表取締役。

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