「これから人事制度、人事考課制度を作るのなら、2040年モデル仕様ね。」

ここの法人は、もし、県内で今の社会福祉法人が合併・統合になっても残る法人さんのうちの一つだと思います。

本間:人事考課表があるということは研修制度が横にあるということだからね。評価だけして育成が無ければ片手落ちだね。職員さんたちからも信頼は得られないね。人事効果と研修はペアだからね。

本間:では、研修は? 人事考課の評価項目とチェックリストから見ると、研修は何が必要? また、今、自法人の研修メニューの中に、この人事考課と内容を満たした研修ある?

ここからです。

本間:ねえっ、無い研修があるよ、何? 接遇はあるね。リスクマネジメント・コンプライアンスはあるよね。無いのが一つあるよ。「業務研修ね。分かる?」。

本間:あと、接遇研修も1年に2時間じゃ、やったうちに入らないからね。

 

お読みの皆さんは、業務研修とは何か分かりますか?

例えば、業務改善のための内容。稼働率を上げるための内容。収支も業務研修。こういう内容を人事考課にちゃんと入れて、考課して、研修にするんです。

そうしたら、「あのさ、あの利用者がどうしたらリピーターになるか、少しは考えろよ。」とか、「そんなことしてたら、他のデイサービスに行かれちゃうよ。今、デイはいっぱいあるんだから。」って、言わなくてもいいでしょう?

 

2040年モデル仕様というのは、2040年になると、一法人の職員数が大変多くなります。なんで、適当な形だけの人事制度、人事考課制度、研修制度、キャリアパスでは通用しません。人事考課制度、研修制度、キャリアパスが連動していないといけません。

また、管理職の評価をどうするかです。

本間:管理職の人事考課は、今、みんなで作っている考課表に何を足せばいい? これに、数字の評価を足します。当たり前だわ。なんで、数字責任に見合う評価をしないと2040年モデル仕様にはならないと思うよ。