絶対条件、必要条件、ブレない意志、人柄、20%、判断。彼らに、最も伝えなけばならないのは、「経営者のマインド」です。

今日、スタバにいると、私の横のテーブルで、中年の男性と若い女子が。中年の男性が真剣に話をしているもんで横の話がよく聞こえるわけです。内容は、若い女性が、なぜ、人間不信なのか、なぜ、対人恐怖症なのかの話のようです。

中年の男性は、女性の性格、世の中の善悪、ときて、なぜか、前世の記憶になり、中年の男性が具体的に言っているのではないのですが、要するにカルマ(業)、輪廻転生の話をしているわけです。

だから、なんかの宗教の勧誘ですね。つまらないことにならなければ良いのですが、、、、、

 

人は、時として弱く、時として強く、時として慈悲深く、時として残酷です。みんな、本当に自分の性格が分かっている人はいないのではないかと。人は、常に、自分を取り巻く環境が変わります。上手く行っている時もあれば、何をしても上手くいかない時もあります。なぜだろうと悩むこともいろいろです。

 

会社を経営していると、みんなが「これは、こうすることが正しい判断だ。」というのは、物事の80%くらいではないでしょうか。あとの20%は、結果が分からないことだと思います。経営者の仕事は、その20%だと理解しています。

経営者は、その20%を判断していれば、よいわけです。しかしながら、この20%が難しい。この20%の判断を間違えると恐ろしいことになります。ゆえに、この20%を間違えるわけには行かないのです。

 

私は、跡取りさんをお預かりすることがあります。彼らに伝えていることに「自分で考えることであり、強い意志を持つこと。」があります。

経営上の責任は、経営者が全てを負うのです。ブレない意志は、経営者の絶対条件です。そのためには、自分で考えることが絶対条件であり、その道の人の話を聞いてまわるのは、経営者の必要条件です。

 

神様ではないわけなんで、椅子に座って考えてすべて正しい判断ができるわけもなく、勉強し、教えていただき、自分の目で確かめることは、欠かすことができません。そのためには、人柄が欠かせません。素直な心、学ぶ姿勢、感謝の気持ち、徳を積むこと、鍛錬に屈しない心の健康。そう、結論は、マインド(素)です。

 

これから、20代、30代、40代の跡取りさんをお預かりして、さまざまなことを伝えなければなりません。

跡取りさん、それぞれに経営環境は違います。また、置かれている立場も違います。ただ、求められているのは、どんな状況であれ、経営者としてベストを尽くす人であり、全ての責任を己に課す強い心です。

 

彼らに、最も伝えなけばならないのは、「経営者のマインド」です。