トヨタでさえ、、、

今日、トヨタのディーラーに行きました。もちろん、自家用車の用事です。

私:あれ、女子の事務員さん、いなくなったの?

営業さん:分かりますか。この春に、事務職を中心にリストラがありました、、、

私:そうなの。トヨタでさえそうかね。

営業マン:将来を考えると、今の若い世代が車離れしてて、、、買わないんですよね、車。

私:そうだね。

営業マン:本間さんは、いつも、きていただけるので、ありがたいです。

私:私は、トヨタの車しか乗らないの。豊田喜一郎氏に感謝と敬意を表して。あれ、言わなかったっけ? 私、凄く感謝してて、喜一郎氏が国産車を作ってくれなかったら、今の日本はないと思っているの。車産業は裾野が広いから、どんれだけの人が恩恵を受けているか。

営業マン:それは知りませんでした。初めて聞きました。

私:ああそっ。前の人(営業マン)にはお話ししたけどね。だから、ほら、他の会社の車に乗って見たいとか、もっと安くならないかとか、言ったことないでしょうさ。

営業マン:言われてみればそうですね。

私:寂しいね。トヨタは、トヨタであって欲しいね。

営業マン:そうですね。

私:でもね、いずれ、自動車は空を時代がくるし、今だって、自動運転になれば、また、売れるよ。

営業マン:そうですね、車に乗りたい高齢者のお客様はいますからね。

私:そうそう。

トヨタでさえ、時代をみて、どんどん手を打つわけです。医療法人も社会福祉法人も株式会社も、敏感に反応しないといけませんね。

 

 

 

(2017年8月8日のブログから)

経営者の熱意の話です。

私の小さな幸せはビデオで録画したテレビ番組を観ることで、① ファミリーヒストリー、② ブラタモリ、③ 真田丸の3つがお気に入りでした。が、しかし、ファミリーヒストリーと真田丸が終わってしまい、残るのはブラタモリだけになってしまいました。毎日、必死に仕事していて、このささやかな楽しみのうち2つまでも失ってしまいました、、、残念です。「ファミリーヒストリーを時には涙しながら観てたのに、、、終わっちゃったか〜。」← つかみです。

 

話はここからで、そのテレビで最近、最もはまって何度も観ていたのは、TBSの「リーダーズ Ⅰ」と「リーダーズ Ⅱ」です。多くの皆さんもご存じの通りトヨタ自動車を愛知自動車とし、豊田喜一郎氏を愛知佐一郎として、国産車の開発にすべてを捧げた経営者とその経営者を支えた従業員及び関係者を描いたドラマでした。よくできていたと思います。

考えてみてください。豊田喜一郎氏がいなければ、今のトヨタ自動車がこの世に存在していないことを。もし、この稀代の経営者がいなければ日本の自動車産業は外資が占めていたかもしれないことを。もし、トヨタ自動車がなかったら、きっと日本は今の日本ではなかったはずです。自動車のように裾野が広い産業でどれだけの家族が未来をみれたことか。その出発が一人の経営者の「国産自動車を日本中、世界中に走らせたい。」という想いから出発していたことを知ってほしいです。たった一人の経営者の発想で日本を変えたのです。

ぜひ、機会があれば、TBSの「リーダーズ Ⅰ」と「リーダーズ Ⅱ」観てください。よろしくお願いします。

 

今の若い人の中には、トヨタ自動車が豊田織機からのスピンアウトだと知らない人が沢山いるんです。はじめからトヨタ自動車があったのだと思っている若い人がいます。私は、「全部、一から作ったのだよ。部品は数万点あり、それを地場の中小企業がトヨタと一緒に開発していったんです。」「販売店も同じです。」「輸出を始めた頃はハイウェーで故障したり、雨が降ると車が止まったり雨漏りしたりしていた。しかし、絶対にあきらめなかった。改善し改善し、ついには、世界NO.1の出荷台数を叩き出すまでになった。」「日本全国で人口減少が進む中、愛知県はそんなに減らない。なぜか? それはトヨタ自動車が雇用を生み、関連産業を育てているから。」と説明しています。

 

経営者の言葉は最大の教科書です。熱意のある経営者に導かれる法人に勤めている人たちは幸せです。熱意のある経営者を助ける経営企画室のメンバーを育てる仕事に意味を感じて頑張っています。4月20日からも楽しみです。

 

豊田喜一郎氏の言葉です

「困難だからやるのだ。誰もやらないし、やれないから俺がやるのだ。そんな俺は阿呆かも知れないが、その阿呆がいなければ、世の中には新しいものは生まれないのだ。そこに人生の面白みがあり、また俺の人生の生き甲斐が、そこにあるのだ。出来なくて倒れたら、自分の力が足りないのだから潔く腹を切るのだ。」

「我々日本人の誰かが自動車工業を確立しなければ、日本のあらゆる民族産業が育ちません。それは別にトヨタでなくともいい。けれども現状のままでは、カナダがフォードのノックダウン生産(部品を輸入し組立だけを国内で行う)に占領されて自動車工業など芽もないように….日本も同じ道をたどります。引いては日本の工業が全部アメリカの隷属下に入り、日本は永久にアメリカの経済的植民地になってしまいます。」

「今日の失敗は工夫を続けてさえいれば、必ず明日の成功に結びつく。」

「現場で考え、現場で研究せよ。」

「技術は金で買えない。個別の技術ですぐれたモノは海外から導入してもいいが、大きな技術の体系、産業としてのシステムは、自前で組み上げないと決して定着しない。」

「誰もあまりやらない、またやり難い事業をものにするところに人生の面白味がある。」

発明は知識そのものよりも、それをいかに自分のものにしているかにかかわる。学校を出ない人が往々にして相当な発明をするのはそれ故である。これを世の人のために活用し得るまでには、いろいろな研究と大きな努力がいる。その努力の中に発明が生まれてくるものだと私は思っている。発明は努力の賜である。

 

因みに、私自身、車は4回買いました。すべてトヨタの自動車です。多分、この先も死ぬまでトヨタの自動車を買うと思います。豊田喜一郎氏に敬意表してです。私の人生観です(意見には、個人差があります)。