こういう時にこそ「経営者の責任の重さを知ろう。」。+ HMSエリート、全国老施協エリート、民介協エリートに来て下さい。

世の中の当たり前は、いつも当たり前とは限らないんだ。

世の中って、今ある状態が、ずっと続くことはないんだ。

世の中の変化って、突然、やって来るもんなんだ。

誰かが、世の中の秩序を守っているんだ。

平和って、努力しないと続かないんだ。

こういう時にこそ「経営者の責任の重さを知ろう。」。

 

 

HMSエリートの第1回のレジメ「経営者」のところにこんなのがあります。

経営者を知る

経営者は目に見えない世界を想像しなければならない。経営者は成功するのか失敗するのか分からないものに投資する決断をしなければならない。経営者は結果が分からないことに対し常に決断する。経営者は勝負できる度胸がなければならない。誰もが想像できるようになった時には手遅れであり、負ける勝負に挑んでいることになる。今の時代がいかに不確実なのか、その一端に触れて、ますます経営者の苦悩が理解できたのではないだろうか。

経営者は、迷い、疲れ、疲弊する。もし、経営者が決断しなくなった時に、法人の衰退が始まる

そのような時期に多くの医療法人や社会福祉法人は次世代への事業承継の時期を迎えている(民間の介護事業者は、まだ創業者が経営者の主流と考えられる。)。事業承継は容易なものではない。もし、事業承継を大変革期に合わせて行わなければならないのであれば、経営者の苦悩は何倍にも膨れ上がる。

どんな法人でも創業者の存在の大きさとカリスマ性について否定する人はいない。創業者は生きるブルトーザーであり、法律と書いて自分の考え、と読む人が多い。大きなビジョンがあり大胆な戦略がある。未来を予測できる特殊能力を持ち、勘が鋭い。人の話を静かに聞くことができる人は少なく、我慢できて15分程度。人の話を遮り自分の持論をとうとう語り出す経営者もいる。経営者は人生のすべてを賭けて戦っているのである。創業者は時にはゼロから、いや、マイナスからすべてを賭けて戦ってきたかもしれない。ゆえに、世の中の誰よりも自らの事業を真剣に考えて、これ以上は考えられないと思うほど考えて行動に移す。迷うことはできないし許されない。また、雇用している職員が一人であれ1,000人であれ、毎月決められた日に必ず給与を支払わなければならない。絶対にである。もらう方は当然と考えるかもしれない。しかし、毎月支払われる給与は支払われることが当たり前ではない。

そんな経営者に中途半端な気持ちで質問に答えたり、中途半端な行動をとるようなことがあると投げ飛ばされるほどの勢いで怒られてしまう。怒ったあと、ケロッとしている経営者があなたの上司であれば、それはかなり幸運なことで神様に感謝するほどのことかもしれない。いつまでも同じ責めを繰り返す経営者、失敗から人格を否定するようなことまで言ってしまう経営者、経営者の性格は個人差はあるが、大抵にしてそうしたものだ。仏様のような、マザーテレサのような経営者は存在しないと理解する必要がある。

参加者はどうして経営者がそのような人種なのかと考えるに違いない。それを考えるとき、法人のNO.1とNO.2はどれほどの違いがあり、差があるのかを考えてみると答えが分かる。答えは、NO.1とNO.2の差は天と地ほどの差がある。この研修に参加している皆さんは、天と地?そんなに違うものなのか、、と考えるかもしれない。経営者は目に見えないものに投資する。目に見えないもの、誰も感じないことに未来を予想し法人の将来を考える。もし、経営者の想いや思考を自らとシンクロさせたいと思ったら、今、あなたが持っている全ての資産(貯金、土地、車など)を担保に入れて銀行から借金をし、かつ、親や兄弟から連帯保証人になってもらい事業を興したら3日で分かる。経営者はその真剣さゆえに感性が研ぎ澄まされている。今まで見えなかったものが見えるようになるのかもしれない。経営者になるには特殊なエネルギーが必要なのである。