今日は土曜日ですが、ドクターのみなさんに来ていただき、一対一で6人インタビューです。

私が呼ばれたということは問題がある病院さんなわけで、問題も元はドクターということが多いわけです。ドクターの方々全員とお話しするときは、医局会議の様子を聞いておきます。問題がある病院さんの医局会議は、だいたい2つのパターンです。① 学級崩壊型会議か、② サイレント型会議です。①の場合は、作戦を考えて、仕掛けを作って臨みます。②の場合は、比較的、強いリーダーシップがあると方向性がまとまってゆくものです。今日のところは②ですので、逆に、ドクターのみなさんのお話を良く聞くのと、これからの方針を可能な限り開示して協力を求めます。今日の病院はみんな真剣にお話を聞いていただけたようです。

 

あと、ここは地域包括ケアシステムの中で、どのポジションを取るかの方針で将来が決まります。このまま一般急性期にしておくと、県から召し上げられてしまうので。たぶん、地域包括ケア病棟+回復期リハになります。そうなると、問題は前方連携なんで、どこをターゲットに営業をかけるかになります。あと、もう一つは在宅医療の強化です。在宅医療ということは、患者のご自宅に伺うわけなんで、「こんにちは、今日はいい天気ですね。なんか気分が晴れますね。さあ、ご気分はどうですか?(笑)」って言わなければならないわけで、アウェーの中で試合ができないドクターはダメなので、ここも難しいところです。

 

どちらにしても病院の業績UPは、地域で最強の医療完結型病院以外は、①ドクターの生産性向上+②ポジショニング(前方連携・後方連携)+③医療・介護の一体提供+④在宅医療の強化しかないので。また、コンサルタントは総論はいらないので、どうするか中に入ってどこまで病院を変えられるかなので、汗かいて知恵使って、仕事の仕方を変えていただくだけです。

頑張ります。