午後はHMSエリートです。今日は2018年改定の読み方と勉強の仕方を身につけることです。

まず、2018年改定の医療について話をしました。まず、中医協の資料にある2018年改定の論点項目の ⑴ の1の入院医療のところで、 「大きな変化の始まりの年が2018年なのではないかと思いますね。内容をみてください。」

(1) 医療機能の分化・連携の強化、地域包括ケアシステムの構築の推進

 1 入院医療

 ・医療機能、患者の状態に応じた評価

 ・DPC制度における調整係数、機能評価係数IIの見直し等

 ・医療従事者の負担軽減やチーム医療の推進等に係る取組

 

 

「これを読んで、ココです、『医療機能、患者の状態に応じた評価』です。患者の状態に応じた評価ってことは、7:1であるだけで報酬は払わないぞって言ってますね。患者の状態に応じてって書いてありますよね。」

 

ほんとに、いろいろ変わってゆきそうですね。ドクターに求められるものも変わってゆきます。

2 外来医療
・かかりつけ医機能とかかりつけ歯科医機能
・かかりつけ医機能とかかりつけ薬剤師・薬局機能の連携
・生活習慣病治療薬等の処方
・紹介状なしの大病院受診時の定額負担

この内容を知るときに、かかりつけ医ってなにかです。以下、定義です。

「かかりつけ医」とは(定義)

なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。

「かかりつけ医機能」とは(定義)

・ かかりつけ医は、日常行う診療においては、患者の生活背景を把握し、適切な診療及び保健指導を行い、自己の専門性を超えて診療や指導を行えない場合には、地域の医師、医療機関等と協力して解決策を提供する

・ かかりつけ医は、自己の診療時間外も患者にとって最善の医療が継続されるよう、地域の医師、医療機関等と必要な 情報を共有し、お互いに協力して休日や夜間も患者に対応できる体制を構築する。

・ かかりつけ医は、日常行う診療のほかに、地域住民との信頼関係を構築し、健康相談、健診・がん検診、母子保健、学 校保健、産業保健、地域保健等の地域における医療を取り巻く社会的活動、行政活動に積極的に参加するとともに保健・介護・福祉関係者との連携を行う。また、地域の高齢者が少しでも長く地域で生活できるよう在宅医療を推進する。

・ 患者や家族に対して、医療に関する適切かつわかりやすい情報の提供を行う。