またまた、榊原さん登場です。大好評「身体拘束・虐待防止対策セミナー」です。

榊原先生からのメッセージです。

 

虐待防止対策研修は3回の座学と宿題、2回の現場QA、最後は次年度の計画を作成して発表することを内容とする6回コースです。

座学だけの研修ですと、受講者は分かったような顔をされることが多いですが、実際に現場QAで色々お話を聞くと、まだまだ理解が浅かったり、誤解をしていることも少なくありません。

また、実際に研修で学んだことを日々の業務の中で実践・活用するかというと、参加者が10人いたら、自力で実践する人はだいたい1人くらいです。
せっかく学んだ知識・ノウハウも使わなければ効果は出ませんし、また忘れてしまうものなので、宿題というかたちで、参加者全員に実践して頂きます。
そこで、さらに理解が深まり、価値に気付き、継続的な実践につながります。

お伝えする知識・ノウハウの内容は、殴る・蹴るだけではない不適切ケアの抽出とチェックリスト化、実際の活用法。
身体拘束を具体的に防止するケアの具体策。
虐待を予防するための個別ケアの手法。
会議・個人面談・職員間コミュニケーションの具体策。
そして、目標設定・計画策定の方法について、などです。

内容は多岐に渡りますが、虐待防止にウルトラCはないことも理解して頂きます。
様々な方面から、地道に活動を続けていくことが大切です。

実際に介護現場に訪問して少人数での議論を行うと、主に、日常のケア内容、ご家族とのやりとり、業務の徹底の方法、職員間のコミュニケーションなどについて、具体的な質問を多く頂きます。

一見すると、虐待防止対策には関連がないようにも思えますが、根っこでは虐待防止につながっていることがほとんどでそこをつなげるように伝えると、納得感も深まるようです。
現場の課題を解決する知識やノウハウを得る機会にもなっており、参加者の方々から「質問をいっぱい用意してお待ちしておりました!」とおっしゃって頂いています。

こう考えると、虐待防止対策研修を通じて、ケアの質の向上、アセスメント能力の向上、管理職のスキルの向上にもつながることも分かってきます。
経営者の皆様、幹部、教育担当者の方々からも大変に喜んで頂いております。

虐待防止というと、禁止事項だけが伝達されたり、監視を強めたり、と、どちらかというと後向きのイメージで考えられがちですが、それだけではない、ケアの本質につながるようなお話もたくさんさせて頂きます。
それだけに担当する講師にとっても、緊張感のあるやりがいのある内容です。

ぜひ、受講して、現場を元気にしてみませんか?
皆様の現場にお邪魔できることを楽しみにしております。