HMSセミナー(2018年3月7日)「オールIT・システム化経営で勝ち抜く病院経営」のご提案をします。

この1年、医療法人さんに行くことが多くありました。「なぜ、医療法人さんから声がかかるのか?」と考えていました。そして、分かってきたことがあります。そして、WJUのやり方で、医療法人さんの生き残りのツールを開発してきました。

いよいよ来年から、投入します。

 

まず、私は、今、医療法人は4つに分かれていると考えています。

ここからは私の個人的な呼び方です。

 

【勝手に医療法人を定義】

「S」タイプ:医療完結型で、地域では、ダントツに大きく強い法人。50年に1回の大変革を前に、がっつり投資して準備をしている。

「A」タイプ:医療法人に+社会福祉法人や株式会社を持ち、グループで500人〜1500人の職員を擁し、地域で強みのある診療科を持ち、介護も自法人のグループでしっかりフォローしている。事業意欲があり、次に何をするか、いつも考えてる。しかし、投資に投資を重ねているので、資金的には厳しいことが多い。

「B」タイプ:Aタイプほどの規模ではないが地域に根ざして、そこそこの規模で医療を行なっている。加え、一部、介護保険事業を手がけている。現在の収支としてはぎりぎりであるが、資産は昔の貯金があり、資金的に余裕がある。しかし、この先の戦略がなく、どうしたものかと考えているが腰が重く、動かない。

「C」タイプ:時代の変化について行けず、実質(管理会計上)は赤字になっている。

→ 意見には個人差があります。

 

【勝手に現在の状況評価】

「S」タイプ:当然のことですが、強い、大きな「S」タイプの法人が、地域医療構想を見越して投資し、体制強化を済ませている。地域医療構想でベットをへらさらければならない地域でも、「S」タイプの医療法人さんがベットを自ら減らす気はない。

「A」タイプ:先に先に動き、地域でできるだけ自法人のベットが減らないように、率先して、病床機能分化を行い。減らされることがないように頑張っている。

「B」タイプ:経営者不在の状態が多く、制度改革には後手後手に動いていて、けっこうなピンチなのに、危機感がない。知らないうちに、県からは削減のカウントに入っている。要するに、自法人のベットが第7期医療計画に入っていない。しかし、気がついていない。

「C」タイプ:地域医療構想どころではなく、赤字が重なっていく状況で、出口戦略を早急に考えなければ、人口減少地域では淘汰されてしまう可能性がある。地域医療構想では、医療保険のベットを介護保険のベットにさせられる可能性がある。また、地域医療連携推進法人に組み込まれ、事実上、吸収されるかもしれない。

→ 意見には個人差があります。

 

【これから医療法人に待っている「苦」】

⑴ 収入を減らし、病床を減らすことになるのが、地域医療構想です。どうなるかというと、① 人口数に合った適正な病床数にする。② 高い単価の病床を減らします。③ 効率の悪い(コスト高)病床を減らします。

毎回、薬価に頼っているわけにはゆきません。根本的に医療保険の支出を抑えないといけません。

⑵ 一部の地域以外を除いては、人口そのものが減り始めます(2016年の1年で40万人の人口減少です)。ということは、1年間で1280億円の医業収益が減少することを示しています。

例えば、6万人の街があり、40年後に3万人になることが分かっているとして、街中に、規模の大きな病院が2つあって、両方とも収支トントンだったら、2つはいらないでしょう? どっちか無くならないといけません。

⑶ 使うのは難しい、ドクター、ナース、セラピストを雇用してマネジメントしなければならない。介護も手がけないと患者を減らすことになりかねない。

説明はいりませんね。

⑷ 医師不足、看護師不足、セラピスト不足、事務職員不足。

説明はいりませんね。

 

【現状】

こんな状況なもんで、跡取りさんがいても、帰ってこない病院が沢山あります。

日本には、どれくらいの数があるかというと、病院は 8,439、診療所は 105,505です。で、驚くほど、 ローテクで戦っている病院と診療所が、ほんとに多いんです。例えば、電子カルテを導入しているのは、病院 8,400のうち、3割程度しかありません。オーダリングシステムで4割程度。

こんななのに、これからは、地域包括ケアシステムの中で、情報ネットワークを構築しなければなりません。医療と介護の一体提供の体制を取らなければなりません。地域コミュニケーションを取らなければならない。

 

【WJUが提供する経営ツール】

だから、WJUは、医療法人さんが、今からでも生き残っていけるようになっていただくため、H30年度から「オールIT・システム化経営で勝ち抜く病院経営」を医療法人さんに提供します。

 

【2018年3月7日 HMSセミナーで「オールIT・システム化経営で勝ち抜く病院経営」を行います。】

1 ローコストで将来の切符を手にいれる。:地域包括システム対応の地域連携システム+医療情報システム(電子カルテ、オーダリングシステム)で、前方連携・後方連携をスムーズに行い、患者増を実現する。

2 IT・システム化でコスト削減:クラウドPBXナースコールシステム、シフト表作成システム、給食・食材発注システムで、コストを削減する。

3 新患を増やす検診システム:当日診断の検診システムで新患獲得と収益増を実現する。

4 経営分析システム:病院の経営資源から絶対収支を可視化して、利益の最大化を実現する。

5 以上を構築、マネジメントするために必要な条件を理解する。

すべて、WJUとWJUICTネットワークが提供します。

 

どんな状況下でも、勝ち残っていただくのがWJUの仕事です。