昨日のセミナーで質問が、幾つかありました。
1 今まで、全く、数字、収支がスルーだった、現場職員に数字で会話できるようにしたい。
2 本部の職員が少なく、やる事が多すぎると思う。どうしたらいいか?
3 年齢を重ねた職員に、どのように教育していったらいいものか?
4 業績と評価の関係は?
まさに、この4つは、どの法人も、共通の課題です。
1は、風土(カルチャー)にする事です。そのために、正しい教育プログラムで、しっかり教育訓練することが求められます。導入に失敗すると、2回目の挑戦が難しくなる課題です。
私は、経営企画室と本部には、少なくとも8回の研修が必要だと思っています。また、現場には3回程度(法人のレベルによって異なる)は研修が必要だと思っています。一番いけないのは、年に1回、学習会をやって、「教育しただろう。」と言うことです。お金だけかかって、成果は期待できませんね。
教育には、お金がかかります。なんで、絶対に失敗は許されない。
2は、優先順位を決めて、自分たちでできそうにないレベルになったら、外部に支援を頼むことです。規模が小さめな法人さんは、予算も人も能力も、少々無理があるので、全部、自前で行うことは難しい。
セミナーのレジメには、全ての必要な、事務責任者、本部機能の業務が載っていますが、このブログではお見せできないのですが、かなりの守備範囲です。
3は、例えば、電子カルテを入れようとしても、ICTで業務改善しようとしても、反対するのは、施設長や部長だったりするんです。もう、年齢的についてこれないんです、多くの場合。ついてこれないとは言えないので、「こんなシステム使えない。」と言います。
この層の人たちは、経営者がガツンと言うか、外部講師に託すか、職を解くしかありません。老害になります。
4は、私は、人事考課の評価項目を設けて、報いるべきものと考えています。そのためには、すべての事業に赤字がないことが条件です。人間って、少額でもいいんです。成果に対して、何かが必要なものです。事務責任者や本部は、適切な目標や成果の設定ができることが求められます。