そのために、法人の器量を上げてゆくことですね。そして、きっと、できることでしょう。

今日は、病院さんです。私には、とっても不思議な病院さんで、150床未満で、もう建て替えなければならないかなと思わせる風情があり(←風情と言っているのは冗談ではなく、綺麗に使われいて、使おうと思えばまだ使えるぞ!っていう感じ)、前方連携も後方連携も自法人の事業も事業所もない。

なのに、しっかり経営している。まあ、恵まれているところがあり、大学病院はじめ、大きく強い病院がその地域にはなく、少々、小粒病院さんがある地域なんです。とは、言いながら、よく、健全に経営できるものだと、不思議でした。

しかし、今日、ドクターの方達と一人ずつ5人とお話しさせていただき分かりました。

 

ある診療科の手術件数が県内ダントツで、あとは、もう一つ強い科目があり、2本柱になっている。なので、病院のみでも十分に利益が上げられるのです。

規模が大きくない病院である診療科の手術件数が県内ダントツというのがリスクだなと思っていたので、ドクターと、その話をしたのですが、分かりました。まだまだ、この強みは続けられそうでした。良かった。

それと、この強い2本柱に関わるドクターは、みんな良く働いていただけています。ありがたい。

あとは、やる気があるドクターがいる外科の立ち位置です。中途半端なんで。

 

この病院さんが考えなければならないのは、2040年を起点とした事業計画で、そのために今を考えることですね。

これから、職員さんを事業計画に合わせて上手に育てていく必要があります。

普通であれば、職員インタビューの時、問題意識の高い職員さんがいろいろと話をされるものなのですが、みなさん、これといった提案もなく、メモを持ってきて読み上げる職員さんもいませんでした。だいたい在宅が弱いとか介護が弱いと、すごい危機感がある人が現れて、「うちの法人はここが間違っている!」と言われるのですが、拍子抜けするくらい、無風の法人さんでした。

だから、今で満足というか、大人しいというか、真面目というか、問題意識が足りないというか、、、。

 

なので、職員さんたちに、しっかり、学習を行って、感性を磨き、問題意識を持ち、自立していただくこと必要です。

だから、伸びしろばかりで、できれば大化けかも。

そのために、法人の器量を上げてゆくことですね。そして、きっと、できることでしょう。

楽しみな法人さんです。