庄子理事長のひとりごと(社会福祉法人青葉福祉会様)

社会福祉法人青葉福祉会 理事長 庄子 清典様より寄稿いただきました。(2017年2月17日)

『冬の夜の空想』

冬になると獅子座を筆頭に様々な流星群がやってくる。数年前にリンの代わりに砒素を主要元素とする生物が初めて発見され、地球外生命の存在する可能性が飛躍的に高くなったというニュースをふと思いだし、久しぶりに夜空を仰いで空想にふけった。

降るような星空の下で、初めて星座の名前を覚えたのは5歳の頃だったろうか。山の向こう側の世界に憧れと怖れを持ったのを憶えている。北極星の光が届くのに100万年以上掛かることを知った11歳の時に、人類が初めて月面に立つのをテレビで見て、宇宙に夢を膨らませた。

母親に授かった「幸せのための五つの道具」(言葉、トイレ、着替え、道具、お金)を大事にして、より広い世界へと旅立った。年を重ねるごとに膨張していった想像の範囲は、更に年を重ねるとやがて放物線を描くように収縮し始め、いつの間にか日常生活圏域に収まるようになり、そして何時の日か、「今日と目の前の出来事」を大切にし、流れ星を見ることなどできたなら、今日一日の幸せを心からかみ締めることだろう。

「幸せのための五つの道具」が上手に使えなくなる頃、もっとも大切なものは、「優しい言葉とまなざし、そして人の温もり」に至り、天の向こう側に行く準備を着々と進め、やがて、リン(母親の元)に帰ってゆくのだ。

冬の夜の空想は尽きない。

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