HMSさんから「もう一度、社会福祉法人についてセミナーを企画してほしい。」と言っていただきました。
何をどのように話をすればいいのか? と考えています。 この4〜5年は「社会福祉法人は、変わらなければならない。そうしないと課税法人になる。大きくならないといけない、ドミナントを制圧しないと吸収される側にまわる。地域包括ケアシステムの役割を果たすことが求められている。最大のライバルは医療法人の介護部門になる。」と。
そして、時代は、お話ししてきたような、そのような流れになっていると理解しています。
言わば、「何かあれば厚労省が助けてくれる。我々のところにはお年寄りがいる、悪いようにはしないはずだ。」とタカをくくっていた社会福祉法人さんに「目を覚まして、時代は変わりますよ!」という感じだったんでしょうか。
そして、今、社会福祉法人に「どうしたらいいか?」を伝える時が来たのだろうと考えています。さて、では、これから改めて、「社会福祉法人はこれからどうしたらいいのか?」という問いに、公的な場所でなんと言えばいいか?
まず、入口は「二極化」というキーワードからでしょうか。
1 マーケットは二極化する。「これから爆発的に伸びる市場ともう縮少のみの市場。」
2 地域からの信頼も二極化する。「地域・行政から信頼される法人と関心のない法人。」
3 ケアの技量も二極化する。「高い基本料金が取れる法人と取れない法人。」
4 職員の定着も二極化する。「職員が辞めない法人と辞める法人。」
5 経営の質も二極化する。「優秀な職員がいる法人といない法人。」
6 結果、法人の業績も二極化する。「利益がさらに増える法人と赤字が常態化する法人。」
7 さらにその結果、法人の生死も二極化する。「給料が払える法人は生き残り、払えない法人は消滅する。」
結論が、また、過激になって、また聴きに来た人が落ち込んで帰るということになるかな、、、、
皆さんは、小売業という業種を知っているはずです。覚えてますか、ダイエーというスーパーがありました。覚えてますか、長崎屋、ニチイ、そして十字屋とか忠実屋というスーパーさんがありました。特長と経営力の無い、大きいというだけの中途半端な規模はなくなりました。
その前は、商店街です。では、商店街が全て無くなったかというと、まだ、あります。例えば、東京北区の十条商店街やローカルでも比較的人口が密集しているところでは。これで分かると思います。シャッター街になった商店街もあれば、今も営業している商店街もあるわけでは。なんで、これからの日本は一律のマーケットはないので、それにあった姿が必要です。
ただし、これからの最大の問題は、行政の生き死にだと私は思っています。財政再建団体候補自治体が1800市町村のうちの7割近くに及ぶという予測です。なので、1800ある自治体は、約半分に集約されていくはずです。そうなると、保険者の姿勢も変わることでしょう。よりシビアな介護保険の支出を考えざる得ないわけでは、効率のいい介護を求め、結果、事業者の集約が進む。
なので、最終形は、イオンモールになって行くのでしょうか。どれくらいのイオンモールが日本の中にできるのか、、、その数の椅子が用意され、椅子とりゲームになり、座った人は安泰で、椅子の無い人はどうするか、、、郊外店で独自のチェーン化を目指すのか。
どちらにしても2040年モデルができた以上は、その試合のルールに沿って戦うことになりますね。地域共生社会と2040年モデル。
どうしたらいいかは分かっているので、例えば、地域で一番給与を出す方法とか。
それをお伝えすることになりますでしょうか。
今日は、HMSセミナーの内容の基本コンセプトにお付き合いいただき、ありがとうございました。
でも、なんか、今一歩、インパクトがないよな〜、、、