番頭塾とHMSエリートの宿題を読んでます。分かることがあります。ビックリするくらい、よく出来ている宿題に当たることがあり、「すごいな〜。」と呟くとともに、感謝の気持ちが起こり、「OOさんには、もっと勉強して欲しいな。」と思うのです。そして、思います、学ぶ「意志」と「志」がある人であれば、本当に成長するんだなと。機会がなかった、チャンスがなかっただけなんだと。
私は、医療と介護には、才能を持ったまま、埋もれている人が沢山いることに気づいています。昨年、今年と鹿児島県老施協で番頭塾を企画したご担当者には、感謝しかありません。
もう一つが、西郷さんは島津斉彬との出会いで人生が変わります。高杉さんは吉田松陰先生との出会いで人生が変わりました。どんな出会いが、その人のビジョンを形成するのかです。さらに、もう一つ、西郷さんの周りには多くの同志がいました。高杉さんには身分を超えた仲間がいました。これも大事です。経営の中枢を担うためには、「人間性」という組織を動かす「正のエネルギー」が絶対条件です。私は、HMSエリートでも番頭塾でも、ここは絶対に外しません。徹底的にやります。
HMSエリートと番頭塾では、「志」「経営能力」「人間性」の3つは、必ず学んで帰っていただくつもりでやっています。スポーツの世界でも、成功するアスリートは、素直でまっすぐな心を持った人間が多いと聞いています。本当に「人柄がいい」そうです。もちろん、当然ながら「健全な野心」も持って帰っていただくわけですが。
何気に大事なのが、グループ討議なんですけどね。参加者はその仕掛けを知らないのですが。
番頭塾をやってて、残念なことが一つあるんです。HMSエリートは、仲間ができます。しかし、番頭塾は、仲間ができにくい。なぜなら、同じドミナントで競っている法人さんから来た職員さんたちがいます。例えば、奄美と鹿児島市内ならいいのですが、鹿児島市内同士は微妙です。当然なんですが。「競合」という枠を超えた関係をどのように作って行くか、何か考えて、彼らの成長が止まらないような仕掛けをしたいと思います。
来週は番頭塾です。マインドを持った職員にして、送り出していただいた法人さんにお返しできれば。小松帯刀、西郷吉之助、大久保一蔵さんたちのような法人の未来を切り開く人が一人でも育つといいですね。