今も、長野県南部を震源として地震がありました。東南海や関東に大きな地震がくると言われいる、今。真剣に防災対策だけではなく「BCP」を考える必要がありますかね。

BCP:事業継続計画

BCPとは:法人が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画

要するに、復旧が早ければ早いほど、法人存続の確率が高まり、遅ければ遅いほど、廃業、倒産に追い込まれる可能性が高くなる。だから、被害の大きさ別に、復旧計画を策定しておく。

だから、中核事業の復旧目標時間を設定し、計画しておく。

 

医療と福祉の場合は、災害対策とBCPは切り離して考えなければなりません。お分かりの通り、患者、利用者の方々を多数抱えている法人さんばかり、在宅事業をしていれば、各利用者の安否確認があります。

なんで、いざ、大災害に遭遇すればカオス(混沌)状態に陥るため、すべてを投げ打って、① 安否確認、② 安全確保、③ 地域連携、を行う必要があります。

もし、大災害があり、中核事業のサイト(場所)が復旧できるのであれば、それは、まだ災害対策の範囲です。なんで、BCPの発動はいらないわけで、全力①②③を行えば、いいわけです。

3.11で考えれば、津波で建物ごと流された。ハザードマップで建物が破損で済んだが移転の勧告を受けた。など、同じ場所でも中核事業が直ぐに復旧しない場合はBCPの守備範囲になります。

 

だから、対策本部が、中核事業のサイトで設置できれば防災対策です。しかし、もし、中核事業のサイトを喪失して待っている場合は、BCPになります。

そのような場合は、BCPを発動します。その場合は、カオス(混沌)状態に陥っている場所とは違う、言うなれば隔絶したところで、全てを冷静に判断できる環境を作り、1時間でも1日でも1か月でも早く、中核事業を再開させ、法人が命を落とさないようにしておくことを考えるチームがあることになります。

この続きは、13日とエリートで。