多くの辛い事件に接して「日本はどうなってしまったんだろうと思いますよね。」と山下さんが言い、かつ、「実は、今、企業型保育所を始めましたが、世の中の現実に接して、当惑しているんです。」と言いました。
山下さんによれば、子供を引き取りに来る母親が変わることに驚くそうです。また、「4歳の子が言うんです、『今度、お母さんが変わるの、4回目。』って。」と。山下さんは、大きなカルチャーショックを受けるとともに、日本の社会にある現実を理解し始めたのだそうです。これは、山下さんの法人が、とある繁華街の真ん中にある保育所である、という事情があるからだということでした。アジアや東南アジアなどの外国語が普通に話されている保育所だそうです。
「4歳の子がこともなげに4回目の交代という話に衝撃を受けたという話に、先輩の保育所経営者が「驚いたでしょう? 私たちにできることは、せめて、ここの空間にいる間の時間を楽しい時間にしてあげられることだけよね。」と言われたそうです。
福祉の意味を考えさせられる話でした。
何か、力になりたいですね。