- 財政が最も厳しい時期を迎える。
日本の社会保障費を支える原資について、今更、詳しい説明はいらない。(公債に頼った運営)
一般会計
H30年度予算: 総額 97兆7128億円(歳入 = 歳出)
歳入(収入):税収 59兆790億円 + その他の収入 4兆9416億円 + 公債金 33兆 6922億円。
歳出(支出):国債費 23兆3020億円 + 基礎的財政収支 74兆4108億円。
歳出の部:社会保障関係費 32兆9732億円。地方交付税 15兆5150億円
(財務省主計局 H29年12月の資料より)
- 税収 + その他の収入 − 基礎的財政収支 = ▲10兆3092億円
- 財政の健全性を示す、プライマリーバランスは、▲10兆3092億円。国は、毎年 約10兆円の収支改善をしなければならない。
- 公債の依存度は、34.5%に達している。
- 現在、国および地方の長期債務残高は1,000兆円を超える水準にまで達している。国債は、1990年に173兆円だったものが、約30年で 865兆円(+約690兆円)に激増。日本のGDPの約2倍になる。
- 歳出に占める社会保障関係費が急増している。H30年度は、33兆円で、33.7%を占めている。
特別会計
社会保障給付費(平成29年度)
- 給付費 121.3兆円 = 財源 117.2兆円 + 資産収入
(給付内訳)
年金 56.7兆円
医療保険 39.2兆円
その他 25.3兆円
給付合計 121.3兆円
(財源内訳)
保険料 70.2兆円
国庫負担 33.1兆円
地方税等負担 13.8兆円
資産収入等
(財務省 H30年10月9日の資料より)