そこに経営がなければこうなります。
働く人が自分を犠牲にして成り立っているという現場に行くと、「太平洋戦争のどこかの国の軍隊じゃないんだから。」と言います。
私は、まず、自分のために働くことをコンサルタントとして求めます。それが集まれば法人全体が良くなります。
そして、成果をあげれば報われる、「ジョブ型人事考課」を入れるべきと。
いまだに、本当に残念なんですが、「職員が目を覚ましては困る。」と言われる経営者がいるんです。
そういう法人さんの末路は、こんな感じでしょうね。
記事です。
「前橋市の障害者施設運営会社が運営する伊勢崎市連取町の有老で、全職員が一斉に退職届を出し、入居者24人全員が近隣施設への移転を余儀なくされたことが29日までに、関係者への取材で分かった。従業員側は『会社側の不適切な人員配置が続き、サービス維持が困難になったため』とし、賃金の未払いもあったとして民事提訴を検討すると説明。一方、同社は『突然利用者を移され、損害賠償請求も含め検討している』と対立している。」
「群馬県の有料老人ホームの設置運営指導指針によると、施設内の要介護者25人に対して常時1人以上の職員配置を求めている。この点について、従業員側は『実際は業務に当たっていない本社の職員が夜勤をしたことになっており、緊急時は施設長が対応した』と説明している。少なくとも昨年6月から12月まではこの基準を満たしておらず、会社に是正を訴えたが改善されなかったと主張する。」
「サービスの維持ができないと判断した施設長が退職を決め、他の職員もそれに続いた。従業員側は『ナースコールも適切に整備されておらず、入居者の安全確保が困難な環境だった』としている。」
「今月26日が前月分の給料振込日だったが、十分な額が振り込まれていなかったとして、従業員側は同社に説明を求めていく考え。」