成功する人は、見ているものも見えているものも違うんですよね。

最近、一番面白かったテレビ番組が、NHKの「マッカーサーが来るまでに何があったのか?市民が見た終戦直後の15日間」という特集でした。

その中で、玉音放送のあと、秋田県で、女性が「パーマをして欲しい」と美容室に来たそうです。店主は、「ああ、戦争が終わったんだ。」と思ったと。

あの当時を考えれば、この人、凄くないですか? 1億総火の玉で本土決戦だったわけで。もちろん、パーマ禁止の時代です。

終戦から数日で、焼き野原の新宿を眺めて「ここの占領国から沢山の観光客が来るはずだ、日本が観光立国になるなら反対もすまい。ここに観光の殿堂を作ろう。」と言って、歌舞伎町の原型を作った人がいたと。

松下幸之助は、8月16日に、「人々暮らしを良くする製品づくりを始めよう。」と社員を集めて話をする。

ソニーは敗戦の5日後に創業。

一番ビックリしたのは、終戦の日に進駐軍と上手くやるために英会話を本を出版しようとした人がいて、なんと、360万部も売っちゃったという話でした。

 

人と違う価値観や発想の大事さを教えられました。

成功する人は、見ているものも見えているものも違うんですよね。

かくありたいものですね。

 

番組紹介記事です。

「玉音放送からマッカーサー到着までの“空白の15日間”。家を失い飢えにあえぎながらも、早くも新しい時代を見すえ動き出したたくましい市民たちの知られざる活動を探る! 終戦直後、マッカーサー到着までの15日間は残された記録が少ない“空白の期間”だ。その間何があったのか?一部で徹底抗戦が叫ばれるなどの大混乱の中、物資不足にあえぐ市民の中には、頭を切り替え今後の日本のあり方まで模索し始めた人たちがいた。アメリカとの交流のための英会話本の出版。新時代を見すえた女性たちの活動。日本を観光立国に変貌させようという動き。終戦間もない15日間のたくましい市民たちの活動を探る。」