私は、いつもセミナーで、「2040年に江戸幕府ができる。」と言っています。

昨日、楽しい顔合わせ会だったのですが、その時にこんな話もしていたんです。

私は、倉敷の松岡さんに、常陸大宮の法人について「こちらの法人さんが、2040年モデル(2040年勝ち残る)の医療法人の姿だから。」と言いました。

そうしたら、常陸大宮の法人さんが「もう、市の事業は、ほとんどうちでさせていただくようになってます。なぜかというと、他が手を上げないので。それと、訪問看護は、うち以外、全部なくなりました。」と。

みなさん、分かりますか? 日本の多くの街で、2040年に近づくにつれて、事業の独占が起きてくるのです。そうなると、行政が言っている、「一つの法人に事業を集中させることはできない。」なんてことは言っていられないのです。街を守るためには、力のある法人さんと行政が連携して医療と福祉を行うことになるのです。

私は、いつもセミナーで、「2040年に江戸幕府ができる。」と言っています。だから、事実上、常陸大宮市は、こちらの法人さんが、医療、介護、障がい、就学前の多くを一つの法人で行政と一緒に街を守るのです。

だから、街の力がシュリンクするとともに、サービス供給が寡占化していく。私は、日本の街は4つに分かれると考えています。今日の、この話しに出てくる人口が半分になるような街。日本で一番多い人口が2割〜3割減っていく街。県庁所在地のような中核都市。首都圏、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄県の大都市部。

日本で一番多い人口が2割〜3割減っていく街は、力のある法人が分野ごとに集約化が進みますね。

2040年、皆さんの法人が4分類のどこにいるかは分かりませんが、そこでポジションが取れるかです。