これから、さらにご苦労されるかなと。

私は間違った判断だと考えます。

医療を安定的に経営したいのであれば介護事業で利益を上げて、かつ、医療保険事業をサポートすることが必要だと思います。

これから、さらにご苦労されるかなと。

(記事)

広島県尾道市御調町の公立みつぎ総合病院は経営基盤を強化するため、介護老人保健施設など直営6施設を2027年度に民間へ業務移譲するなどスリム化する計画を明らかにした。病床数も抑えて赤字体質を改善し、30年度に黒字化を図りたい考え。市もこれを受け、病床を23減らして217床とする条例改正案を9月定例市議会に提出。可決されれば、10月から施行される予定だ。

同病院は1956年設立。内科や循環器内科など19の診療科があり、240床を備える。常勤の医師や歯科医師ら計22人を含む職員数は約590人。医療と保健、介護、福祉が密接に連携する「地域包括ケアシステム」を全国に先駆けて導入し、高齢者らが住み慣れた地域で治療や生活を続けられるよう、回復期のリハビリや訪問看護、日常生活の支援に力を入れてきた。

直営施設などで職員の平均年齢が上がって人件費がかさみ、医業収益に対する給与比率は8割に近く、利益が出るとされる6割を上回った。2020年度以降は6年連続で市の一般会計から基準外の繰り入れを受け、今年度までの総額は18億円。人口減で35年をピークに利用者減も見込まれるため、「黒字化は構造的に厳しい」と判断した。

そこで、病院から約1.5キロ南西の同一敷地内にある施設を民間移譲する計画を立てた。対象は〈1〉特別養護老人ホーム(定員100人)〈2〉介護老人保健施設(同150人)〈3〉ケアハウス(同30人)〈4〉グループホーム(同18人)〈5〉デイサービスセンター(通所20人、休止中)〈6〉リハビリテーションセンター(19床、同)――で、移譲条件や相手先の選定方法は今後検討する。