22時の30分前に、松山市の大街道のスタバに到着しました。朝は東京、昼は青森、夜は愛媛です。スタバのお店の人は、覚えた消しゴムで消して、問題が起きないようにしました。
今日の青森の法人さんは、経営者の方が優秀なのです。これだけ、上手に、投資ー回収ー投資ー回収を繰り返しながら、バランスよく法人の規模を拡大しています。
私が疑問だったのは、これだけ優秀な経営者なのに、現場の方達が、経営についてはフワーとした感じで、どこか他人ごとだったのです。今日の報告会で、経営者の方が、利益を上げるようにと強く言って来なかったということが確信に変わりました。また、法人の方向性についても、強く発信されて来なかったということでした。
私からは「上手に経営されることは理解していますが、そろそろ、現場に少し明確なメッセージを出された方が良い時期かと思います。」と、お話ししました。まあ、地域では、ダントツの一強なのでね、お気持ちはわかりますが。
潜在的には、年間3億円以上の償却前利益を上げることができる法人であると理解しているので、WJUメソッドで収益改善に貢献する。人材育成。人事制度の構築、労務管理の再構築。給食事業の改善。M&A。AI ICT ロボットなど、幅広くお付き合いができたらいいですね。
全国老施協デイサービスに参加されますし、WJU勉強会にもおいでいただけるので、来年から仕事をさせていただけるように打ち合わせさせていただきたいですね。
(報告書から抜粋)
法人は、常に投資を繰り返しながら成長している。経営者は、常に法人の成長を促進するために、借入をして新規事業に投資し、回収してはまた投資している。経営者は、借入・投資・回収・借入・投資・回収という難しい作業をバランスを取りながら行うことができる優秀な経営者であることが財務分析から読み取れる。
(報告書から抜粋)
直ちに、大きな問題として認識すべきではないが、経営者が、当初考えていた事業から生み出される利益が想定より低いのではないかと考えているようであれば、一度、各事業のマネジメント設計図を見直す必要があると考える。また、逆に考えていないようであれば、見直すことを提案する。今後は、多くの法人がそうであるように、これだけ財務を上手にコントロールしながら法人を成長させる手腕を持った経営者が、今後も永続的に経営を続けることはできないため、次世代の経営者・経営チームをどのように育成し、事業承継を進めて行くのかが課題となることは言うまでもない。
(報告書から抜粋)
法人の損益は、人件費、事業費・事務費が黒字平均よりも少しずつ高く、結果として、償却前利益がO.OO億円となり、黒字平均よりも低い決算になっている。報告者は、理事長が優秀な経営者であることを理解していることから、なぜ、低い利益率であるのか、疑問を持っていた。OO地区の職員インタビューから、法人は2040年に向けた経営戦略について、経営者をはじめ、まだ、方針が定まっていない状況であるという印象を受けた。そのため、OO地区の介護事業部門の職員も障がい部門の職員も経営を自分ごとと捉えていない。また、漠然とした将来に対する不安を話すが、これからの法人の進むべき方向性や自分たちの責任について語る職員は少数であった。

