今日、ある法人に現状報告書をお持ちしました。今月3本目です。現状報告書は、経営者が何を考えているかがそのまま出ます。経営者の戦略がそのまま出ます。経営者の性格がそのまま出ます。経営者の物の見方と考え方が、こんなにアウトプットの違いを生むのかと、作成している、私本人が驚きます。
今日も、「こちらの経営者は、こう考えているはずです、ご説明すると、」と、その法人の方にその法人の経営者の戦略をご説明しています。あと、「ここのマーケットはすごいですね。ほら、2020年から2030年の10年間で210億円程度増えるんです。2015年がだいたい445億円なんで、2015年から2030年の15年でみれば、実に、335億円増えるんです。よくぞ、ここのマーケットにターゲットを置きましたね。こちらの経営者の嗅覚はすごいですね。」ここの法人さんは、新規のマーケットに挑戦しているのですが、経営者が選んだ場所がビンゴだったんです。これには、本部の方も「そうなんだ〜。」と驚いてました。ここの法人の経営者の直感力は、ハンパないです。
こんな内容もあります。
当法人は、経営者と接し、経営者から直接指示を受ける職員と経営者と接することが少なく、直接指示を受けない職員の2種類の風土(カルチャー)が存在していると職員インタビューから確認された。直接経営者と接している職員は常に緊張し危機感があり、法人の目標達成のためにさまざまな仕事を兼務しながら日夜こなしている。一方、経営者と距離がある職員は、「大きな法人に勤めているので安心。」という大企業意識があり、、、、、
今月の3本は、ホント、それぞれ違います。もし、3本ともお読みになるとその違いに「面白いものだな〜」と思うはずです。そして、私以外にその3本を読んでいる人がいます。報告書の納品前に校正しているTさんです。Tさんは小説を読むように3本を読み比べているかもしれません。
話は少し変わり、今日は、お客様からお寿司をご馳走になりました。大変、美味しかったです。ありがとうございました。その時に、優秀な経営者の話になり、いつも言っている、「優秀な経営者には共通する思考があります。3つです。」と言って、以下の話をしました。
【優秀な経営者に共通する点】
・教育訓練を何よりも大事にしている。内容は専門分野だけではなく組織人・職業人教育も含む。
・国が進める政策を事業化したものに誰よりも早く挑戦し、モノにしている。
・経営の重要項目について、独自の定義を持ち、徹底したマネジメントを行っている。