さすが、王貞治さんです。どんだけの器かと。勉強になります。

私に兄がいまして、ちょっと王貞治さんとニアミスする機会があるんです。とてもいい人で、一度話をするとファンになってしまうような方だと言ってました。そんな話を聞いていたおり、7(日)の夜のBSで、WBCのJAPANの監督だった小久保さんがインタビュー番組に出ていました。その番組で、「王さんがどれだけすごいかって話なんですけど。」と言って話し始め、「王さんが福岡ダイエーホークスの監督になった当時は弱くて、ファンからもブーイングがすごく、大変だった。王さんはファンから卵を投げられたことがあった。」と言ってました。この、王さんが卵を投げられちゃった事件は、我々の世代で野球が好きな方なら覚えていることかもしれません。

小久保さんは「我々は卵を投げつけるような人はファンなんかじゃないと思うわけですよ。そうですよね。しかし、王さんは違うんです。怒るどころか、王さんは言うんです、『あれが本当のファンだ。』って。えーと思うじゃないですか、でもね、王さんは『だって、卵を投げるようなお客さんは勝てば喜んでくれるんだから。』っていうんです。思いました、この人、どんだけ器が広いのかって。さらに、王さんは言うんです、『卵を投げるっていうのは考えているんだ。悪い人なら石を投げる。でも、卵なら当たっても怪我しない。あれは考えているんだ。卵は買いに行かなければいけないしお金もかかる。』っていうんです。その器の広さに驚きました。」

 

王さんはいつも、野球選手は夢を売る仕事なんだって言われているそうです。その「マインド(素)」があると、こういう「物の見方と考え方」になるんですね。単純にすごいです。勉強になります。「ファンを心から大事にするマインド(素)。そして、ブレないマインド(素)」。兄が、少し話をしただけで、あっという間にファンになってしまうのがわかりました。

王さんに、少しでもあやかりたいものです。← 本気で言ってます。