先生、ちょっと、よろしいですか? と言われて資料を見せていただきました。
「H30年3月末の決算は?」の問いに「はい、もちろん今年も億を超える赤字です。」と。「もう、直ぐにでもコンサルに入らないといけないね。」とお話ししました。
「事務長はどんな方?」に「銀行から来ていて、何もしないです。」とのこと。
みなさん、こんな医療法人さんが世の中には沢山あるのです。事務長は順番で銀行から来て、借り入れして帰ってゆきます。本当に内部改革する気なんてないのです。
銀行から来たのだから、病院を立て直してくれると思っていた経営者はガッカリしてやる気をなくしてゆきます。もう、こうなると、行くところゆかないと改革はできません。
こういう病院に来るコンサルティング会社は決まっています。聞けば、ああってわかる会社名が出てきます。彼らはリスクを負って、法人の中には入りません。「みなさんの法人の現状をご報告します。そして、こうしたらいいですね。」と言って、数百万円取って去ってゆきます。
残された、経営者は、「そんなの聞かなくてもわかっているよ。」とハンで押したように言います。私が呼ばれる時はいつもこんな感じでコンサルタントに不信感がある感じの時に呼ばれます。
こうなる前に呼んで欲しいのです。無駄な血を流さなくてすみます。
本当に、本当に、今、業績不振の病院さんが多いんですよ、本当に。