11月2日のAMでは、「現在の制度では、一番将来性がない事業の一つが、特養です。それに併設しているデイです。」と言うと思います。
だから、今まで、地域で一番強い、「あんなに特養持っていたら、とってもかなわないよ。」と話しをして特養を多く持っている法人が、これから、一番苦しいです。
では、例えば「でもね、本間さん、うちの特養は古いけど、減価償却は終わっているから。」と言われるんです。なんで、「そうでうすね、確かに、でもね、理事長、この建物はあと何年持ちますかね? ですよね。でね、では、これから、特養を建て直すのに何年かかります。そして、そのための積立金はいくら、貸借対照表で積んであります? 分かりますか?」と言うんです。
「もし、建て替えがある場合、その75%を国や市が負担してくれるなから、言っていることは正しいでしょう。しかし、東京で特養を100+10。+デイと居宅を作ると40億円かかる時代です。且つ、補助金が20%程度しか出ないとなると、こちらの法人の貸借対照表の建設、修繕、設備等積立金は圧倒的に少なく、「うちの特養は古いけど、減価償却は終わっているから、大丈夫。」とは全く、つじつまが合わないですよね。」
ここは、事務責任者と本部機能のところや経営企画室の守備範囲ですが、経営者は、やっぱり、理解していないといけません。
「ご自分の後の世代を考えれば、とっても大事な経営者の仕事です、理事長。」とお話しします。
なんで、超高層ビルには、あんなにファシリティマネジメントの部署に人がいて、100年以上、建物が使えるように頑張っているわけです。いつも思いませんか? 営繕、保守課に、あんなに人がいるのは、なぜだろう?って。
特養は、「建て替えが一番のリスクなんです。建て替えなくても事業継続ができるって、言い切れるように、事業計画を組んでください。これが、21世紀仕様の社会福祉法人だと、私は考えます。」と。
「でも、一法人一施設のところはどうするんですかね。で、建物も古い、、、だから、合併・統合なんでしょう。だから、地域密着型特養にしてあるんですよね。広域型ではない。」
「だから、施設整備積立金、利益繰越金が、次に建て替えの事業計画と、どう、リンクしているかですよね。」
「こんな話し、理事長の顧問税理士は議論しないでしょう? だから、話しを聞く人を変えないといけませんね。もう、少し、本当に経営が分かる人を周りに置かないといけませんね。」
こんな話しもするつもりです。ただ、私、毎回話す内容は違うんで、忘れたら、ゴメンなさい。
では、どうしたらいいか、11月2日AMに話しをします。