昨日は、午後から、事務所で新しいプロジェクトの打ち合わせです。

私、今年、還暦です。みなさんも思っていたと思いますよ、「自分は絶対に還暦になるはずがない」と。でも、世は無情です、はい。誰にも分け隔てなく、その時は来るのです。ただし、来てみると、案外と元気で、「なるほど、通過点としては区切りよね。」と思うとともに「少しだけ、大人にもなったかね。」とも思います。まあ、あんまり、小さい頃から変わってないわね。あの頃のまんまかなと。

 

話は、ここからで、大きなプロジェクトを始めようと思っています、3つほど。しかも、人生をかけてやるようなプロジェクトを3つ同時に。

理由は、今がその時だから。そのために、今年に入り、時間がない中、いろいろ人に沢山あって、知識と情報をいただいています。

失敗もいっぱいするんですけど、失敗を振り返って生きるつもりもなく、「学びになった。」としか考えません。全ては、「夢」のために。

その夢が、一緒に働く人たちの共通になるようにしなければなりません。

頑張るだけです。

 

 

 

「夢なき者に理想なし。 理想なき者に計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成功なし。ゆえに、夢なき者に成功なし。」(吉田松陰)

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」(上杉鷹山)

「何をすべきかは誰もが知っている。実行していないことが問題なのだ。計画の立案は仕事の5%にすぎない。残る95%は実行にかかっており、成功のカギは経営にあった。」

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。」(チャールズ・ダーウィン)

「言うは他人。行うは自分。」(勝海舟)

 

 

(「経営者の熱意 Ⅱ」トヨタさんの話から。感じていただきたいのは、経営者の「凄み」です。」2017年8月18日)

経営者の熱意の話です。

私の小さな幸せはビデオで録画したテレビ番組を観ることで、① ファミリーヒストリー、② ブラタモリ、③ 真田丸の3つがお気に入りでした。が、しかし、ファミリーヒストリーと真田丸が終わってしまい、残るのはブラタモリだけになってしまいました。毎日、必死に仕事していて、このささやかな楽しみのうち2つまでも失ってしまいました、、、残念です。「ファミリーヒストリーを時には涙しながら観てたのに、、、終わっちゃったか〜。」← つかみです。

 

話はここからで、そのテレビで最近、最もはまって何度も観ていたのは、TBSの「リーダーズ Ⅰ」と「リーダーズ Ⅱ」です。多くの皆さんもご存じの通りトヨタ自動車を愛知自動車とし、豊田喜一郎氏を愛知佐一郎として、国産車の開発にすべてを捧げた経営者とその経営者を支えた従業員及び関係者を描いたドラマでした。よくできていたと思います。

考えてみてください。豊田喜一郎氏がいなければ、今のトヨタ自動車がこの世に存在していないことを。もし、この稀代の経営者がいなければ日本の自動車産業は外資が占めていたかもしれないことを。もし、トヨタ自動車がなかったら、きっと日本は今の日本ではなかったはずです。自動車のように裾野が広い産業でどれだけの家族が未来をみれたことか。その出発が一人の経営者の「国産自動車を日本中、世界中に走らせたい。」という想いから出発していたことを知ってほしいです。たった一人の経営者の発想で日本を変えたのです。

ぜひ、機会があれば、TBSの「リーダーズ Ⅰ」と「リーダーズ Ⅱ」観てください。よろしくお願いします。

 

今の若い人の中には、トヨタ自動車が豊田織機からのスピンアウトだと知らない人が沢山いるんです。はじめからトヨタ自動車があったのだと思っている若い人がいます。私は、「全部、一から作ったのだよ。部品は数万点あり、それを地場の中小企業がトヨタと一緒に開発していったんです。」「販売店も同じです。」「輸出を始めた頃はハイウェーで故障したり、雨が降ると車が止まったり雨漏りしたりしていた。しかし、絶対にあきらめなかった。改善し改善し、ついには、世界NO.1の出荷台数を叩き出すまでになった。」「日本全国で人口減少が進む中、愛知県はそんなに減らない。なぜか? それはトヨタ自動車が雇用を生み、関連産業を育てているから。」と説明しています。

 

経営者の言葉は最大の教科書です。熱意のある経営者に導かれる法人に勤めている人たちは幸せです。熱意のある経営者を助ける経営企画室のメンバーを育てる仕事に意味を感じて頑張っています。4月20日からも楽しみです。

 

豊田喜一郎氏の言葉です

「困難だからやるのだ。誰もやらないし、やれないから俺がやるのだ。そんな俺は阿呆かも知れないが、その阿呆がいなければ、世の中には新しいものは生まれないのだ。そこに人生の面白みがあり、また俺の人生の生き甲斐が、そこにあるのだ。出来なくて倒れたら、自分の力が足りないのだから潔く腹を切るのだ。」

「我々日本人の誰かが自動車工業を確立しなければ、日本のあらゆる民族産業が育ちません。それは別にトヨタでなくともいい。けれども現状のままでは、カナダがフォードのノックダウン生産(部品を輸入し組立だけを国内で行う)に占領されて自動車工業など芽もないように….日本も同じ道をたどります。引いては日本の工業が全部アメリカの隷属下に入り、日本は永久にアメリカの経済的植民地になってしまいます。」

「今日の失敗は工夫を続けてさえいれば、必ず明日の成功に結びつく。」

「現場で考え、現場で研究せよ。」

「技術は金で買えない。個別の技術ですぐれたモノは海外から導入してもいいが、大きな技術の体系、産業としてのシステムは、自前で組み上げないと決して定着しない。」

「誰もあまりやらない、またやり難い事業をものにするところに人生の面白味がある。」

発明は知識そのものよりも、それをいかに自分のものにしているかにかかわる。学校を出ない人が往々にして相当な発明をするのはそれ故である。これを世の人のために活用し得るまでには、いろいろな研究と大きな努力がいる。その努力の中に発明が生まれてくるものだと私は思っている。発明は努力の賜である。

 

因みに、私自身、車は4回買いました。すべてトヨタの自動車です。多分、この先も死ぬまでトヨタの自動車を買うと思います。豊田喜一郎氏に敬意表してです。私の人生観です(意見には、個人差があります)。