だから、全部、なんです。

昨日、番頭塾は飲み会です。

私の斜め前に座った女子が「なんで病院や介護施設に勤めたことがないのに分かるんですか?」と言うので、「勉強するからだよ。」と。合点がいかない顔で「ふーん。」とうなずくのと首をかしげるのと半々で。「そうね、経営的視点で見ると色々と見えるかもよ。」と。

結論は、勉強して勉強して勉強していると、ある時から、雪崩を打ったように見えてくると言うのが正解かもしれません。

 

そして、この白シャツの男子が「本間先生は、なんで、そんなにあの文書だけで分かるんですか?」と言うのです。あの文書とは「2040年:多元的社会と地域包括ケアシステム」を文書を読みながら「だから、ここにこう書いているということは、8050問題を指していて小規模多機能がさ、」と話をするわけです。

で、「本間先生は、いつも、どの情報を見ているのですか?」と聞くので「全部。」と。医療・福祉の人は、医療と福祉の関係の情報しか読まない人が多いわけです、比較的。それではダメで、政治、経済、国際問題、社会問題、財政、人気番組、流行りまで幅広く理解することが大事です。

また、医療・福祉の基本知識、専門知識、関連知識も当然のことながら知る必要があります。

だから、寝る暇がないくらい、常に、学習が必要で、その内容を頭に入れてミキサーにかけると「こうなるな。」と感じる時があるんです。そのあとは、エビデンス探しで、ロジックを組み立てる、的な。

 

例えば、今のお年寄りは元気だなと思えば、年金は70歳からになるよね。だって、国はお金ないし、日本は国際競争力ないし。となるわけで。しかし、ある日、地面を掘ったら石油がわんさか出て、山を崩したら全て金だった、なんてことになれば、話は変わるでしょう?

だから、「全部」なんです。

長寿園のぽっちゃり部族B君こと白シャツ男子くん、これでいい?