働き方改革を考える時、経営者の方から「仕事を覚えるのは、自分の時間を使って、自分に投資しないといけないが、この法律ではその良さがなくなる。おかしな法律だ。」と言われます。
自分の時間を使って、自分に投資することは、この法律でもできるのです。
さらにいうと、一見、この法律は、働く人を守るように受け取られがちですが、「できる人・やる気のある人と、できない人・やる気のない人をハッキリと判別できるようにしてしまう。」ので、働く人には厳しい法律なんです。
ポイントは、「自主・自立」です。
「多くの経営者が、間違って法律を理解している。」(2020年1月7日)
昨日、パン屋さんに勤めているUSの時の部下と食事した話をしました。
で、多くの経営者が、間違って法律を理解していることが分かりました。我々も、しっかり伝えなければと思いました。
ある有名なパン屋さんの社長が講演会でお話ししたそうです。「我々の若い頃は、時間に関係なく、仕事を覚えるために働いた。何時から何時までしか働いちゃいけないとかいうのは、おかしい法律だ!」と憤慨していた。ということでした。
分かっていないですね。
自分のために腕を磨くため、自らの時間を使うのはOKです。
自分の意思で、お金には関係なく学習するのは任意なんで、自己選択で腕を磨き、その場の提供するのはOKなんです。
経営者が、腕を磨くことを名目にしてタダで働かせて利益を得るのは、ダメと言っているのです。
ポイントは、「自主」「自立」です。自らの意思です。
そして、自主、自立が否定されたところから「ハラスメント」です。
間違って法律を理解し、ただ、怒っている経営者がいるとすると、その法人の職員さんは悲劇ですね。
彼には、「どんなに偉い職人さんで経営者か知らないが、もっと勉強しろって言って、黙って、お金払ってコンサル受けてって言って。」と。
いつか、問題を起こしますので、こんな感じだと。
「職人はそういうものじゃないよ。冗談じゃねえよ。黙って、夜も残って働け!」って言ってたら、パワハラ防止法が待ってますけどね、今度は。