本当にありがとうございました。この方の経営者の覚悟とマインドを知っていただきたいのです。

障がいのある人たちのために働くということは、この覚悟がいることを知っていただきたく、メールをいただいた方にお願いをして、ブログに載せさせていただきました。

メールをいただいた方には、「皆さんの参考になるなら。」と言っていただきました。ご了解いただき、本当にありがとうございました。

お読みの皆さん、この方の経営者の覚悟とマインドを知っていただきたいのです。

 

だから、障がい事業はしたくないとは思わないでいただきたいのです。プレイヤーは足らないのです。困っているお母さんが全国にいるのです。

障がいのある子を産んでしまった「私が悪い。」って言われて、自分の人生の全てを捧げているのです。人として生まれて、それって違いますでしょう?

福祉をされているのであれば、みなさんにもお願いしたいのです。私は、自分で障がいの事業をしたいくらいなんです。

 

 

本間先生

こんにちは。長々とご連絡できず、申し訳ありません。

実は、3月中旬に障がい児支援で死亡事故があり、バタバタと追われています。
幸い、当方の対応が適切だということで、ご両親も感謝のお言葉をくたさっておりますが、各方面への説明や担当職員のケアを含め、混沌としている状況です。

(後略)

 

OOO様

それは、大変でしたね。

何かあったなとは、ずっと、思っていました。
 

(後略)

 

 

本間先生

死亡された児童さんは、脳性麻痺で3歳からずっと15年ほど支援してきた児童さんで、世間に医療ケア児童の支援の手がない時に、自主事業として立ち上げていた当法人に、母子でOOOOOOOにSOSされたご家庭でした。
いつもの預かり日の昼食時、口にミキサー食が入っている状態で、突然大きな引き笑いをされ、一気に肺まで到達したため、いかなる蘇生もきかず死亡されました。
救急車到着までの10分、看護師3名で蘇生し、私も関わったのですが、無力さを痛感した10分でもありました。
今でも目に焼き付いています…

しかしながら、ご両親からはOOOOOOで撮った写真を遺影にしていただくという最高のエールをいただき、バギーの寄付までしていただきました。

(今はご両親のありがとうの言葉に支えられている自分がいます。)

翌日から他利用児童の保護者様への説明、私は全件ご自宅に伺うという選択をし、数日かけて回ってきたのですが、ありがたいことに、全てのご家庭から、「OOOOOOさんを信用していますし、OOOOOOさんのお陰で生活出来ていますので、支援は続けてください」とのお言葉をいただきました。
長年地道に支援してきて、本当に良かったと感謝です。

私が今、厚労省に提案している、看護師が中心となって取り組む医療ケアの必要な子供さんのレスパイト施設。
今回の一件は、それがいかにリスクのある施設かと改めて痛感するとともに、それでも実践していくのかと、神様に問われているようで…

それでも答えは一つ、必ず医療ケア児童のレスパイトは実現させます。
しかないんですよね…

現場でずっと、医療ケア児童の親御さんの思いを受けてきた以上、同じ親として看護師としてしっかりと取り組みたいと。
だからそこ、困っておられる方々の支援に前向きに取り組み、かつ、経営基盤がしっかりとしたものになりますよう、引き続きご指導のほど、よろしくお願いします。
(後略)

 

OOOさん

難しい話しをありがとうございます。

大事な大事な仕事をされていますね。このメールを打ちながら、なんだか、涙が出ます。
 
また、困難な時に責任者が自らまわって、自らの声で説明する姿勢に、学ばせていただきました。ありがとうございました。
そう、この覚悟がないと障がい者の人と関わってはいけないのでよね。
 
これがマインドですね。
 
必ず、医療ケア児のレスパイトを実現して下さい!
応援しています。
 
(後略)