新型コロナウィルスは、世界経済と日本経済を破壊しています。どうやら、少なからず、医療、福祉の業界にも影響が広がりそうですね。
私、記憶にないです。原油がマイナス取引になったのを見たのは。
記事では、「4月20日、ニューヨーク原油先物市場で史上初めて価格がマイナスとなった。原油需要が激減するなかで在庫が増え、保管スペースが枯渇。買い手がつかなくなった。ファンドが投げ売りし1分で10ドル以上下落する場面もあった。21日に取引を終える5月物だけの局所的な話だが、世界を代表する国際商品市場で極めて異例の事態だ。」と告げていました。
企業が活動していないわけだから、企業収益は急激に悪化するのは、自明の理です。輸出で稼いでいる日本の製造業には直撃弾になります。
日本においては、失業、倒産がかなりの数に上ります。
コロナによる失業は、民間シンクタンクの予想を大きく上回り、1ヶ月で36万人に達するとのこと。
観光、ホテル、飲食、物流、人材派遣、不動産、株式、車、交通、食品、あらゆるものが需要減になります。
リーマンショックが100万人の失業ですが、それをはるかに上回ると理解しています。
福祉も間違いなく、影響を受けます。
親をお金でサポートしていた人たちができなくなれば、有老やサ高住に入っていられなくなります。デイに来れなくなります。小規模もやめるかもしれません。
なんで、ますます、「経営力の優劣」がハッキリしてきます。
ポイントは営業力です。
ここからは、「良い介護」を目指して頑張っている法人さんの方は勘違いしないでいただければと思います。
まず、良い介護の定義がそもそも違うので、なんとも言えませんが、「良い介護をしていれば選ばれる。」とは限りません。
「良い介護をしていれば、自然と利益がついてくる。」とは限りません。
どうも、こんな感じになりそうでしょうか、、、
介護事業者は、これから「営業力も無い、良い介護も無い、良いサービスも無い。」の三重苦は、命を落とすかもしれません。
これから、感染を入れないだけではなく、お客様を引っ張ってくる営業力、保険事業としての水準を保った介護力、お客様から支持されるサービスを関係者を集めて考えましょう。
今、必要なのは、有事の指導者です。平時の指導者では無いでしょうね。
だから、衆知を集めてなんて言ってる場合じゃ無いです。
強烈なリーダーシップで組織を動かす経営者が求められるでしょうね。