今の世の中を感じることができる記事です。また、同時に、物事の本質を知る記事でもあるのです。
「将棋の高校生プロ、藤井聡太新棋聖 7月16日、タイトル獲得の最年少記録を30年ぶりに更新した。羽生善治九段(49)や渡辺明二冠(36、棋王・王将)らを上回るスピード出世は本人の才能や努力があればこそだが、人間をはるかに上回る将棋AI(人工知能)が普及したことも背景として見逃せない。」というものでした。
要は、AIなどを用いて、研鑽を重ねて来たことが、今までよりも何年も早く成長できたというものです。だから、AIがあればこその最年少タイトルホルダー誕生だというものです。
確かにそれは正しいのです。しかし、藤井聡太くんで見逃してはいけないのが、彼は、「AIでは、悪手として、決してしない手をうつ。AIを超えている。」と、他の棋士が言うのです。
このことは、物事の本質を表していると思います。AIで学習はするが、それを超えて、勝つために進化する新しい手を考え続けている人だということです。
彼は、競って行く終盤に無類の強さを発揮するそうです。
彼は、戦いながら、学び、考え、決断する。
そう、変化することを怖がらず、戦いながら進化(変わる)しているのではないかと感じさせます。
私は、そういう、この若者に惹かれます。
「凄いな」と。
また、そんな風貌していないのが、また、凄いなと(笑)。