北大路欣也さんの記事をみつけました。
半沢直樹の中野渡頭取です、東京中央銀行の。
記事は、「なぜ、北大路さんが、いろいろドラマや映画で使われるか?」ということでした。
理由は、やっぱ、「お人柄」だそうです。
だよねー的な。
大御所になると難しい人も多く、現場は、いろいろと苦労するそうです。
しかし、北大路欣也さんは、そういう心配がいらない方だそうです。
大御所なのに、偉ぶらないというか、わきまえているというか、空気を読んでくれるというか、合わせてくれるというか、助けてくれるというか、俺様感が無いというか。
やっぱ、「人柄」、大事ですよ。
「つくづく考えさせられました。「本間さん、高倉健や三船敏郎、周りが『この人にスターになってほしい。』と思って仕事したからスターになったんですよ。」(2019年1月)
昨日もお客様のところで、理事長、常務、部長と打ち合わせをしながら、様々な話をしていました。そして結論は、「やっぱり、最後は人柄だよね。」と言うことになりました。学校でもないし、職歴でもないし、マインド(素)で、物の見方と考え方で、成功する人しない人が決まる。
仕事で関わっている東映の人が、「本間さん、高倉健や三船敏郎、周りが『この人にスターになってほしい。』と思って仕事したからスターになったんですよ。二人ともいい男でしたよ。この人のためにって働いたんです。映画がヒットすれば、『良かった、健さんはこれからのスターだ。』って言ってましたよ。」
この方は、もう80歳近いんですが、懐かしそうに昨日のことのように話をしていました。だから、強烈に2人のスターの姿が残っているんだと思います。そして、「ちょっと、売れても消えていく人は、周りが推さないからですよ。」とも言ってました。
私は、教育訓練の時「人は何に感動し、人は何に怒りを覚え、人は何に感謝し、人は何に絶望するか。それを知ることが最も大事だから。」と話をしています。
私、宮藤官九郎のドラマ、映画などがかなり好きです。
その理由は、、彼の人柄なんです。私は、会ったことはありません。しかし、透けて見えます。例えば、、、また。
2018年4月25日
広島在住の友人です。野球が大好きな人間です。会えば取り留めも無い話をしながら2時間くらい、食事をしながらさまざまな話をします。私の仕事にはあまり興味がないのですが、なぜかウマが合い、それぞれ自分勝手な話を、ただ、ダラダラと話ししている仲です。話していてホッとします。
広島カープが大好きで、巨人が大嫌いです。野球の話になると必ず「広島カープを誇りに思う。」といつも言います。そして、広島カープが、なぜ、素晴らしいかを話し始めます。こちらは巨人ファンなんで、半分聞いて、半分聞いていないのですが、広島カープの話から勉強になるところは幾つもあります。「カープは金もないし、自前で選手を育てにゃあいけん。じゃけ、育つ選手を見つけてきて鍛えるんよ。それが原点よね。」。「そのためには、野球じゃのうて、性格が大事なんよ。分かる?」。「黒田の時は、スカウトが専修大学にイチオシの選手がいて、その選手を見に行っていたんだが、ドラフトで撮ったのは黒田だった。黒田の練習を見ていてスカウトが『これは伸びる。練習している後ろ姿がいい。』と言うて、取ったんよね。」。「新井の時も、阪神にうつうてからも『広島にもどってこんか、待っとるけ。』といつも声をかけとんじゃって。新井は引退するつもりじゃったが、勝つために新井が必要だと思うて。なぜかというと、新井の人柄がいいけ。聞いとる、本間さん!」
どんだけの広島カープ愛があるのかと、、、この手の話が始まると止まりませんで、、、こちらも放牧状態にさせているので、気持ち良さそうに話をしてまして、、、だんだん広島弁がキツくなっていくのですが、「まあ、いいか。」と。
ちなみにこの人、私の一回り下の「亥」なんですが。
話を整理すると、広島カープの強み「コア・コンピタンス」は、「育てる力」です。そのために大事なのが「スカウティング」です。そして、スカウティングの中で重要な要素があり、それは、その選手の「マインド(素)」だというのです。そう「人柄」です。
素直でまっすぐに野球に取り組む「マインド(素)」を持っているかを、スカウトはよくよく観察しているというのです。スカウト曰く、野球に取り組む「マインド(素)」を持っている選手は、「プロに入ってから伸びる選手」というのです。野球に取り組むマインド(素)が真ん中にあり、猛練習する。それに耐えられる体を持っている(作る)。
どこの世界も同じだなと、この話を聞くたびに思いますね。年に何回か会って食事しながら話をする仲ですが、この話だけは勉強になります(笑)。
コア・コンピタンス:強豪他社を圧倒する強み。競合他社に真似できない核となる能力。