「いい法人さんですね。」と横で聴いていたWJUの職員が一言。
私が、今度作るHPの法人さんの職員さんたちのインタビューを1日していた時の話です。
こういう法人さんの場合、「これから勤める先を探している人にメッセージをお願いします。」っていえばいいだけなんですよね。
もう、インタビューに答える人が自信満々なんです。
今回、「私、自分で出して欲しいって言って、出たんです。はじめはビジュアル的にやめとけって言われたんですけど。」という猛者もいました。
私と話をしてて「絶対に、ウチはいいですよ。」と言うし「私が行った事業所は全部黒字にしてますよ。」と。加えて「今は、小規模多機能に管理者ですけど、OOOO万円の黒字にしてます。」と。
「いいよ、ガンガン行ってよ。」とお願いしています。
何が言いたかったかといえば、どんなに経営者が隠したくても、法人のいいところも悪いところも、世間には分かってしまうということです。
今回は、HPの話をしましたが、どんなに経営者が見せたくなくても、全部、地域からは見透かされていると言うことです。
だから、隠すこともなく現実を見せて伝え、良い風土(カルチャー)づくりをしていくことが大事です。
ここの法人さんは、ある経営者が全権を担うようになってから変わったと職員さんは言ってました。
トップで決まるんです。風土(カルチャー)が全てを決めます、間違いなく。
風土(カルチャー)とは:職員の活動や思考に働きかけるものとしての環境。
トップは、本当に大変です。
トップは、まず、自分と戦っているんですよ。そう、世間やライバルと戦う前に、自分に勝たないといけない職業です。
これが本当に難しい。だから、「あの人はさ、経営者じゃないよね。」と職員さんから言われちゃう。
経営者で、自分と戦うと言うことが分かってない経営者がいるでしょう、皆さんのまわりにも。
よく、二代目、三代目で見ることができますね。
初代は、辛酸をなめながら、小さな法人をコツコツ育ててきたので、否が応でもでも、自分と戦うと言うことが分かっているのです。
しかし、自分と戦う必要がなく、そのポジションがあり、そこが丸抜けになっている。
これから、経営者になる方は、以下、理解する必要があります。
自らを律し、研鑽を積み、恐怖に耐え、健康を保ち、怒りを抑え、全てに気を使い、言動を慎み、挑戦をする。
こんなつもりじゃなかったの連続に必死に対応していたり。行き掛かり上、しゃあないか的な感じだったり。
こんな時、二代目、三代目は「ふざけんな」となり、創業者は「そうしたものだ。」となる。
トップは、好き勝手にしているわけではないのです。
黙っているだけですよ。
そうやって、風土(カルチャー)を守っているんです。
それも、分かって欲しいですね。