<体制、要件、人員・設備基準等>
○ 緊急時短期利用の際に利用する居室について、看多機や小多機と同様にパーテーションでプライバシーが確保されれば認めても良いのではないか。
○ グループホームに看護職員を配置するという考え方もあるが、地域全体で柔軟に支えるという視点で、介護保険の訪問看護、訪問リハビリテーションが利用できるようにしてはどうか。
<各種加算>
○ 算定率が低い加算について、要件の見直しや緩和、廃止を検討すべきではないか。
<ICTの活用等による基準の緩和等>
○ 従事者の負担軽減という観点だけではなく、これまで夜勤体制を強化してきた背景や経緯も踏まえつつ、認知症の人が特に多いということを勘案することや、サービスの質や安全性の担保の観点からの検討も必要ではないか。
○ 慎重な議論が必要。昨今災害等も多い中で、利用者の安全確保の観点から、ICTに任せられることとそうでないことの議論を十分に行った上で、見直しを行うべきではないか。
○ ICTの普及は進めるべきであるが、職員の負担軽減のために行うものであり、ケアの質の確保が前提。配置基準の引き下げありきの議論には反対であり、夜間の体制の在り方については丁寧な議論が必要ではないか。
○ 全てのグループホームにスプリンクラーなどが完備されているのであれば、リスクマネジメントの懸念もあるかもしれないが、緩和も検討に値するのではないか。
○ 介護従事者の高齢化により身体的負担のある夜勤等の人手不足が懸念されるため、介護従事者の負担軽減と併せて、夜間勤務職員の確保にも資するような処遇の改善を行い、継続的なサービス提供を支援することが重要ではないか。 ○ ICTの活用を積極的に進める観点からも、積極的に進めていくべきではないか。
○ 他の介護サービスと比較して夜勤体制を手厚くする必要はないのではないか。
○ 夜間における在宅待機宿直者は機能するか懸念がある。
○ 2ユニットに夜勤者1人で本当に対応できるのかという不安もあるが、介護分野の人材不足が深刻化する中で、利用者の安全とケアの質が担保されるのであれば、何が何でも反対ということではない。今後のグループホームにおける夜間のケア体制の在り方を含め、誰もが納得できるような丁寧な説明が求められるのではないか。
○ 個人個人の本人の生きがい、尊厳の保持、自立支援に資する、本人を尊重するケアというのがユニットケアであり、ケアの観点からいうと、当然、1ユニットに1名夜勤がいるというのが重要なことであり、緩和については慎重に考えていくべきではないか。
サテライトの創設、ユニット数の弾力化
○ ユニット数や運営の弾力化やサテライト型の創設などを行う場合、介護サービスの質、効率的なサービス提供や利用者の安全確保の強化等もあわせて検討すべき。
○ サテライトの創設は、「介護離職ゼロ」の実現に向けた在宅限界点の引き上げに必要と考えるが、規制緩和だけではなく、事業の実態を十分に把握した上で、サービスの質が維持できるような諸条件についても整理し行うべき。
<外部評価>
○ 第三者の評価制度の導入を更に進めていくことが必要があり、評価の基準や手法、手数料等の費用について、明らかにした上で検討してはどうか。
○ 外部評価については、評価事業者により手数料が異なる現状は、今後検討していく課題ではないか。