「12月18日の金融政策決定会合で、新型コロナウイルス対応で導入した企業の資金繰り支援策の延長を決めた。」

国債を例年の4倍発行して、徹底して支えることにしているのです。

私は、国は頑張っていると思っています。

給付じゃなくて貸し付けにします。これも正しいです。もちろん、借りたら返さなければいけないわけですが、超低金利にしていますので。

給付(もらうばっかり)ばっかりになったら、「くれくれ。」「足りない足りない。」になっちゃって、モラルハザードになるでしょうから。

 

記事です。

「12月18日の金融政策決定会合で、新型コロナウイルス対応で導入した企業の資金繰り支援策の延長を決めた。」

「2021年3月末だった期限を21年9月末まで半年間延ばす。感染再拡大による景気の下振れ懸念を受けた措置で、必要に応じてさらなる延長も検討する。」

「日銀は12月18日までの2日間、決定会合を開いた。午後に黒田東彦総裁が記者会見する。短期金利をマイナス0.1%、長期金利の指標になる10年物国債の利回りをゼロ%程度に誘導する長短金利操作は維持した。」

「2%の物価目標は13年1月に導入し、黒田総裁のもとで大規模な金融緩和政策を進めてきた。だが、一度も目標に到達できていない。新型コロナウイルスによる景気悪化などで物価は一段と弱含み、11月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比で0.9%下がった。日銀の10月時点の予測では、物価上昇率は22年度でも0.7%にとどまる。」

「資金繰り支援策についてはコマーシャルペーパー(CP)と社債で計20兆円を上限とする買い入れと、金融機関に有利な条件で貸し出しの原資を供給する120兆円規模の特別オペ(公開市場操作)を実施している。この期限を21年9月末まで半年間、延ばす。追加の経済対策に実質無利子・無担保融資の申込期限の延長を盛り込んだ政府と足並みをそろえる。」

「資金繰り支援策の運用は一部を見直す。CPと社債はこれまで、コロナ対応の追加購入枠としてそれぞれ7.5兆円の枠を設けていた。この区別をなくし、CP・社債合計で15兆円まで買えるようにした。特別オペの使い勝手も高める。民間銀行はコロナ対応の自前融資(プロパー融資)に応じて日銀当座預金の上乗せ金利を得られるが、対象の融資は1金融機関あたり1000億円が上限だった。この上限をなくし、プロパー融資を伸ばすよう促す。」

「日銀が公表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、幅広い業種で景況感が上向いたものの依然マイナス圏にとどまった。企業の資金繰りのしやすさを示す指数も新型コロナの感染拡大前の水準をなお大きく下回っている。足元では、感染の再拡大や政府の観光需要喚起策の一時停止で、飲食や宿泊などのサービス業を中心に売り上げが再び落ち込む懸念が強まっている。」