難しくなってゆく経営。経営者の資質が問われる時です。

 

ある報告書から

OOOの特徴は、「ほどほどの仕事をする。」という風土(カルチャー)があります。要するにOOOはつぶれないと思っている。だから、あと3人は入れるA事業所に入所者を受け入れない。あと2人は入れるB事業所に入所者を入れない。この5人が入れば、法人は1500万円の利益を増やすことができる。
考え方が変われば、数字に反映されるのがC事業所。暫定定員が90人。しかし、現場をマネジメントできないため、80人しか入っていなかった。しかし、OOOさん、OOOさん、OOさんの「変わらなくては。」という気持ちが、80人を90人に変え、結果5000万円の収益改善になり、今期はO億O000万円の利益をC事業所で生み出している。この当たり前のことができないのがこの業界の特徴で、大きな山を動かす努力を管理職が力を合わせて行ったことと推察される。

もっとも大事なのは法人の中に流れる風である。A、B事業所とC事業所の違いは事業所長が施設の中に吹かせている「風」である。結果、風土と文化が変わり、自然な形で収益改善が進んでいる。今、理事長自らが積極的に、この「風」を変えよう、風土(カルチャー)と文化を変えようと頑張っている。OOOOを民間の経営原則に変えるのではない。歴史と伝統、OOOOOという地域に根差し、地域の人に福祉を提供する使命を忘れずに、民間の顧客志向と競争原則という新しい「物の見方と考え方」を導入し、これから来る「大統合時代」に立ち向かおうとしている。、、、、、

 

そして、人事制度の整備、職員研修、事業所計画へと続きます。