皆さんは、アイリスオーヤマという会社を知っていると思います。優秀な経営者に率いられた成長著しい企業です。
アイリスオーヤマの人事考課制度です。
「年功序列を基本とする企業は自社でどれだけ長く働いたかという『社歴』を人事評価で重視することもある。」
「アイリスオーヤマ(仙台市)は違う。実績とプレゼンテーション、360度評価というルールは全員に共通で、社歴が長いことがプラス評価に直接つながるわけではない。」
「開発部門の人事評価では、自身が携わった商品がどれだけ売れて利益に結びついたかが実績となる。実績を上げるには新製品のアイデアを出し、大山晃弘社長ら経営陣にプレゼンしてゴーサインを得る必要がある。その時間は1分から3分程度しかない。」
「毎週月曜に開くプレゼン会議は経営陣に加えて多くの部署の社員が参加し、提案者が役員から厳しい質問を受けるのを見る。社員も参加していることが重要だ。『プレゼンを実際に見ているから、自分のアイデアが落ちて他人の案が採用されたときでも納得できる』と影山氏は話す。透明で厳格というアイリスの評価の流儀が、ここにもある。」
「人事評価については、言い訳できない厳しさを感じる。実績を判定する際は、関わった商品が売れたかどうかですべてが決まる。言い訳の余地はない。大手企業は『失敗したときの弁明がうまい人』が偉くなる印象があるが、アイリスでは通用しない」」