HMSエリートマスターコースの目的
今、医療・福祉事業の経営はますます難しくなっている。経営者が考えなければならないことは、2040年に生き残っているというレベルではなく、厳しい経営環境の中でも、勝ち残っている法人を作ることへ変わったと理解しなければならない。地域によって時間差はあるにせよ、各地で、2030年〜2040年までに決着がつく。そのため、経営者は残された時間をいかに使い、勝ち残る法人づくりを考えなければならない。
そのためには、経営者が何よりも人を大事にし、管理職層にリーダーシップを、組織にエンゲージメントと勝者のメンタリティーを醸成し、2040年から逆算して、強い経営を実現するための10項目+5 を網羅した事業計画を策定しなければならない。
マスターコースでは、医療法人は長期計画を8年、中期計画を4年として事業計画を作成する。介護と障がいは、長期計画を9年、中期計画を3年として事業計画を策定する。コース参加の成果物として、参加法人それぞれが、「Implementation Plan for 2040「2040年に勝ち残るための実施計画書」を作成する。
事業計画作成にあっては、以下の成果物を作成し、講師と、その実現性について、議論を行うものとする。その元となる成果物は、強い経営を実現するための20項目+α について、それぞれ目的・目標・戦略・戦術を作成し、長期・中期計画に落としこむとともに具体的なアクションプランを作成することが求められる。
はじめに
みなさん、こんにちは。本日は、HMSエリートマスターコースにご参加いただき、心より感謝申し上げます。また皆さんの元気なお顔を拝見し、大変嬉しい気持ちでいっぱいです。
さて、みなさんがご参加されたエリートコースは、マインドや物の見方と考え方を学びながら、経営の勉強の仕方を学び、事業計画書の作り方を学ぶものでした。HMSエリートマスターコースは、前回の学習の先にある、2040年に勝ち残る法人になる具体的な事業計画書を作ることにあります。今までのエリートコースと決定的に違うのは、「勉強の仕方を学ぶのではなく、勝負の仕方を学ぶ」ことです。私は、この計画書を Implementation Plan for 2040「2040年に勝ち残るための実施計画書」と呼んでいます。
今回も、おおいに学び、意見交換し、いろいろな人と交流しながら、Implementation Plan for 2040「2040年に勝ち残るための実施計画書」を作りましょう。4ヶ月間、よろしくお願いします。
講師 本間秀司