長く苦しい戦いも、いよいよ終盤戦の様相ではないかと考えます。

コロナとの長く苦しい戦いも、だいぶ先が見えてきたと理解しています。

 

外来で、抗体カクテル療法ができるということで、重症化と死亡リスクが大きく軽減されます。

「厚生労働省は8月25日に、『抗体カクテル療法』と呼ばれる新型コロナウイルス感染症の軽症・中等症患者向けの点滴薬(商品名・ロナプリーブ)について、入院や宿泊療養の患者だけでなく、通院する自宅療養者にも投与できるようルールを変更し、文書で各都道府県などに通知した。」

「これまでは、投与後に起きる可能性がある急激なアレルギー反応に対応するため、投与対象は24時間以上の経過観察ができる入院患者や宿泊療養施設の患者らに限られていた。今後は、投与後の観察体制を確保できる医療機関であれば、外来でも投与できるようになる。」

 

抗体を使った点滴薬が登場しました。

「英製薬大手グラクソ・スミスクラインの日本法人は6日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、抗体を使った点滴薬『ソトロビマブ』を厚生労働省に承認申請したと発表した。審査期間を短縮する『特例承認』を求めている。」

「同社は、ソトロビマブはウイルスの変異しにくい部分に作用するため、変異株でも効果が落ちにくいとしている。重症化リスクの高い軽症・中等症の患者への投与を想定。承認されれば、中外製薬の抗体を使った点滴薬『ロナプリーブ』に続き二つ目の軽症者に使える薬となる。」

 

経口薬の開発はかなりの段階まで来ている。日本は、参加しているので、できれば早く投入できます。

「米ファイザーは、それぞれが開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬候補の新たな第3相臨床試験(P3)を開始した。メルクは家族などが感染した濃厚接触者に対する予防効果を検証する試験、ファイザーは重症化リスクが低い軽症患者に対する試験を始めた。いずれの試験も日本が参加する。両社とも先に実施しているP3の結果が今秋にも出て、年内に緊急使用などの承認申請を各国で行う予定。」

「試験の結果が9~10月に出る予定。いずれも経口剤で、1日2回、5日間服用する治療法で試験が行われている。」

 

ついに、日本発の治療法が出来そうです。

「塩野義製薬は、新型コロナウイルスの飲み薬候補の臨床試験(治験)を国内で始めたと発表した。感染初期に投与して重症化の抑制と発熱やせきなどの症状改善を狙う。国内で承認されている軽症者向けの治療薬は点滴薬のみ。感染者が自宅で簡単に服用できる飲み薬が実用化すれば医療体制の逼迫を避けられるとして、各社が開発を進める。」