今、年間100億円の事業高がある医療法人と20億円の事業高がある社会福祉法人の本部、各施設の事務長が一つの会場で、一緒に研修を行っています。
グループの取りまとめを行なっている担当者の方から「本当に企画して良かったです。ありがとうございます。」と言っていただいています。
先日は、わざわざ、経営者の方からご挨拶をしていただきました。
私は、HMSエリートを行うとき、医療と福祉の両方の受講生がいるのですが、どうしても福祉側の話を主体にするのです。
理由は、これからは福祉部門が頑張って医療を支えるからです。
医療の方からは、もっと医療側の話を、と言われることもあるのです、、、
話は戻ります。
今回一緒に研修を行なっているのは、医療と福祉を半々にしている感じです。
なので、医療は福祉の話を聴いている。福祉は医療の話を聴いている。
みんな、「そうなのかー」という感じになっているのですが、より、驚いているのは医療側の本部職員、病院事務長です。
なんだと思います?
福祉側が、どんどん、大きくなってきて力をつけてきているからです。
「福祉の経営的な進歩の早さに驚く。」と言われます。そして「医療は、進歩せず、むしろ後退している。」と。
では、なぜだと思いますか?
それは、医療も介護も主戦場が75歳以上になってきているからです。
私は、医療の人たちに、「本当はね、医療は目覚めて、75歳以上の人たちに真摯に向き合えば、介護側なんて太刀打ちできないんだよ。」と。
介護側の経営者は、「医療側が、介護を下にみて、このまま眠っていてくれますようにと、毎月祈祷しているから。」と言うのです。
医療側の人たちに、「ねえ、ぼやぼやしていると、医療は、母屋の病院を優秀な社会福祉法人に取られるよ。」と言ってます。
でね、この話をして、笑い飛ばす医療側の本部職員、各病院の事務長さんは、この研修会にはいません。分かったはずですよ、私の言っていることが冗談ではないことを。
眠れる獅子が眠ったままなのかどうか見ものです。そして、本当に下剋上が起こるのか見ものです。
私、医療法人の味方ではなく社会福祉法人の味方している感じです。今のところですが。