お店の努力で全然違うということですね。

「スーパーコンピューターを使い、新型コロナウイルスの感染者が飲食店などで会話した際に感染させる確率などをシミュレーション(模擬実験)した結果を公表した。小型店を想定した試算では、換気扇やパーテーションなどの対策をすると、感染リスクが3分の1になった。空気をかき混ぜる対策の有効性が示されたとしている。」

「人が呼吸で吸引する飛沫の量や、過去の文献から仮定した飛沫に含まれるウイルス量などから感染確率を計算した。オミクロン型については、デルタ型と比べて1.5倍の感染力を持つと仮定した。オミクロン型の感染者がマスクを着用した状態で15分会話をした場合、1メートルの距離を空けた際の平均的な感染確率はほとんどないくらいだったが、50センチメートル以内で会話をすると感染リスクが高まった。」

「飲食店における感染リスクも調べた。16人ほどを収容できる小型店の室内において、1人の感染者が30分間大声で話している場合に、同じ部屋にいる人が感染する確率を求めた。滞在時間は1時間とした。法令で定められた換気のみの場合、オミクロン型の感染者がいる部屋全体における平均的な感染確率は約6.8%だった。」

「この状態でエアコンを作動させると約5.2%まで下げることができた。キッチンの換気扇やパーテーションなどの対策と組み合わせると、感染リスクは約2.0%と約3分の1に下げられるという。」