「でしょう、財務三表を見れば、なんでも分かるんですよ。わかりましたか、必ず言うんだすよ、お友達なんでしょう。」

今日、会社においでになった方が、お友達の会社の決算書を持ってこられて、「もう一つ有老を建てたいのですが、銀行融資がこれ以上受けられるか聞いて欲しいと言われたんです。先生、どうですか?」と。

決算書を一読して、私は「あの、この会社、もう一つ建てるとかいう問題じゃないでしょう? ほんとは、お金厳しいでしょう?だから、お金が欲しいんでしょう。」。

「いえ、お金はあります。」と言われたので、

「それは、あれでしょう、まだ金利だけ払って元金返していないからでしょう? あと、2年目でこの赤字はダメでしょう。」と言いました。

そして「この方、もう一つ建てたいのではなく、お金がなくなってきて、資金調達したいんでしょう? だからハネ資金でしょう、これ?」と厳しい話をしました。

「この人はお友達なんでしょう。今なら、まだ間に合うから、黒字化するコンサルティングを受けるように言って下さい。今、もう、ギリギリですよ。このまま1年ほっておくと、いよいよ貸借対照表にも出てきますよ。そうなったら地獄だから。」

お客様は、「ええ、まあ、この事業、始めからつまづいてしっまったんです。」と。

「でしょう、財務三表を見れば、なんでも分かるんですよ。わかりましたか、必ず言うんだすよ、お友達なんでしょう。」