既成概念や仕組みに新しい価値観が求められているのではないかと思います。

東京都知事選の小池さんの当選、アメリカ大統領選のトランプ候補の躍進、イギリスのEU離脱をみていると、世の中はなにか新しい価値観を求めているのではないでしょうか。今までとは違う、今の時代に合った新しい価値観を求めていると。時代が変われば当然のことですが。今まで当たり前で育てきた方々には痛みが伴うのは当たり前ですが、従前の価値観では時代に合わなくなってきているのです。医療法人・社会福祉法人にも新しい価値観を世の中が求めているのだと思います。

本間のお客様の理事長も私が行くと、「こんなことしてどうなる?きっと上手く行かない。どうせ働く人がいないので介護に効率なんて言ったってしょうがいないでしょうよ。」と言われます。本間からは、「理事長、日本人は日本人のやり方で時代に合わせて変わります、きっと。新しい考え方で時代に変化に挑む若い経営者が出るんです。明治維新の小説を読めだ分かります。だから、日本史って授業があるんでしょう?」ってやりとりを毎月行っています。今、必要なのは、若いエネルギーに満ちた経営者であり管理職なのだと思います。既成概念に囚われない、自由な発想で新しい価値観を生んでくれます。(だから、日本の事業で年表を問題にするのではなく、物の見方と考え方のどこが新しかったのか、どこに物事の本質があったのか授業で取り上げてほしいものです。)

 

医療法人・社会福祉法人、そして監査法人・税理士事務所の経営者のみなさん、もっと若い人たちに権限を与えて仕事をさせてはいかがでしょうか?

 

会計士監査についても、東芝事件は騙す方と騙される方という視点ではない、新しい価値観が必要なのだと思います。よく言われるは J-SOXの導入が日本の監査を変えてしまったと言われます。私は、医療法人・社会福祉法人の監査を通して新しい価値観の監査が必要なのだと思います。

今の監査は経営者の心に届いていません。企業や法人が繁栄してはじめて監査にかかるお金もでるのです。監査は経営力の向上あっての監査ではないでしょうか。ひいては株主の利益になり国の利益になります。

この考え方は間違っているのでしょうか???