コンサルティング会社とは厳しい仕事でございます。

今、ある法人さんの、資金計画と法人改革と事業の組み替えと現場の介護力UPの提案書を作っています。最も難しい4つです。悪いことに、この4つを同時に行なわなければなりません。もう、机を一つ、本部におかせてもらって進捗管理しないと間に合わないかもしれません。

私たちはコンサルティング会社なので、時代の流れを読んで先に動くので時代が変わる速度感というのは分かるわけです。2016年当時、セミナー「経営者はこれからの5年間は仕事だけして下さい。」と言いました。そして5年が経ちました。今でも鮮明に覚えていますが、2017年、東北のある県で研修講師をした時、社会福祉法人の経営者にやじられました。

そして、今(2022年)、時代は変わりました。あきらめた経営者は法人を手放し始めています。何もしなかった法人は、働く人が集められずに特養の定員を削減し始めています。介護医療院が近くにできた法人さんは、一気に待機者を減らし始めています。

まあ、だから、2016年当時にお話ししていたことが起きているということは、私のセミナーにずーと来ていただいる皆さんはご理解していただいています。あの当時、「在宅に出て行って成功することが出口戦略です。」とも、言ってました。

これから、起こることです。私は、以下のように考えています。

1 やがて、どこの地域でも、法人の優劣が鮮明になっていく。合併・統合による法人の集約化の議論が活発に行われる。

2 職員を大事にしないところは、人が集まらず、やがて朽ち果てていく。← いまだに、職員を家来だと思っている経営者が沢山いる。

3 特養という施設の定義を変える議論が始まる。同時に現在の介護保険の限界論が始まる。← 今の特養にビジネスモデルが限界に近づいている。

4 医療から介護に主戦場を移そうとする病院経営者が多く現れ、経営力の無い社会福祉法人は合併・統合を選択せざるおえなくなる。それ以外の、なんちゃって急性期、地域に貢献していない病院、老人病院は、無くなる。

5 1−4までのことが、2024年〜2029年に起こる。

6 法人改革をするなら、2022年,2023年の2年間で、戦う体制を取る。

7 2016年当時「これからは経営者の時代。」と言いました。「これからは、法人の経営力の時代。」と言います。だから、組織や資本力や人材の時代。もう、すでに乗り遅れた経営者も多数いるはずです。残念ですが、間に合わないかもしれませんね。もう、しょうがないですね、何もしなかったわけだし、、、

8 2030年までに多くの街では、優劣がつくことになりますかね。

全ては、私の個人的な予想です。当たれば、WJUは2030年も残っていることでしょう。当たらなければ、WJUは、残っていないことでしょう。

コンサルティング会社とは厳しい仕事でございます。だって、コンサルティングの商品やコンサルタントの陣容は、これに合わせて組むわけで。

私に求められる、重要な才能の一つは未来を見通すことです。「当たっているといいなー」的な、、、