みんな、真っ直ぐ、私を見ていたのが印象に残りました。楽しみです。

今日、コンサルティング初日です。

16人の方に集まっていただきました。理事長はじめ経営幹部の皆さんも一緒です。若い一般職の方もいました。

「ねえ、なんで私がここにいるか説明からするから。だから、ここに来た目的だね。」

「これから、調べてもらうよ。」と言って、ネット検索です。

今日は、レジメや資料はないのです。ホワイトボードをご用意いただき、参加者には、ネット検索できるようにしてもらうことと計算機を持参してもらいました。

「ほらね、こういうことだから。分かる? 今は、働く人を集める方が利用者を集めるより難しいの、分かった?」と。

「だから、働きやすい環境、高い給与、厚い福利厚生がないと生き残れないの。だから、法人と働く人がWIN-WINになる必要があるわけ。これが目的。」

「でも、みんな思っているよ、そんな都合のいい話があるわけないって。だから、これから証拠を次々と調べてもらって納得してもらうから、いくよー。」

どんどん調べてもらいました。

「ねっ、分かった? 介護だから、長期休暇が取れないというのは間違えだから。」

「ねっ、分かった? 福祉だから、利益が出ないというのは間違えだから。」

「ねっ、分かった? 社会福祉法人に勤めているから、給与が安いのは当たり前というのは間違えだから。」

「すべては、やり方が悪いわけ。」

「じゃあ、これからみんなの法人の事業で、これを証明するよ。では、皆さんの売上はいくら?」

と、2時間です。

質問で、「現場の介護職は利益、利益っていう話は嫌うのでは?」というので、「なんで利益が必要か?ということをちゃんと説明することだよ、しないのがいけないの。理解してくれる職員を増やす。仲間を増やすことだよ。」

このブログで書いている、「適正利益」の適正の定義ですね。

ただ、これも言いました。「考えが違うと言って辞める人はいるでしょう。それはしょうがない。でも、逆に、こういう法人で働きたかったという職員が集まるから。」と。

「いいかい、今日から、この街で一番給与が高い法人を目指す。そして、このまちで一番ケチな法人なる。」

「みんなの給与を街で一番にするはずがないかい? じゃあ、なんで、ここに理事長、経営幹部がいるの? 法人はその気なんだよ。」

「この街で給与を高く払えないようでは、所詮、やってけないから。」

「で、その方法を、これからの研修でみんなに教えるからね。頑張ろうね。」

最後に「あのね、できると思えばできる。できないと思えばできない。どうする?」

みんな、真っ直ぐ、私を見ていたのが印象に残りました。楽しみです。