法人は、今、変わり始める瞬間ですね。強い経営ができる法人になって攻めに転じるまでに、最短距離で行きたいですね。

今日、いよいよ、様式0と様式2の解説とこれからの方向性について話を始めていて、法人改革、収支改善のコンサルティングが始まりました。コンサルティングも本番です。

今回、管理会計の様式2の作成のために、来たチームが、コンサルティングに入りました。画像を見ると、テーブルに分かれているのが事業ごとの塊です。そして、立っている3人が分かると思います。この3人は、一人が管理会計アナリストで、科目と処理と数字の話をしています。一人は、介護現場に精通しているので特養の業務改善や収支改善の取り組み、働く人を一つにする話をしています。もう一人は、マネジメントについての話を養護施設の職員にレクチャーしているところです。

ここの法人さんと今日集まった職員さんたちは、今まで、「鎖国」状態だったので、初めて、外部から人が入って、世間の当たり前と自分たちの当たり前のズレを正面から受け止めようと必死です。みんな、前向きな人たちが参加しているので。

全体を覆っているのは「敗者のメンタリティー」で、「こうしたらいい、でも、今はできない。なぜならば、、」と言い訳を探す会話に終始している感じです。中には「今の法人はおかしい、違う。」と言う職員さんもいました。

初めて外部の人、言うなれば南蛮人が新たしい文化や武器を持ってきたので、鎖国を続けてきた島国の人たちはいろんな話をしていたり、法人の中で、職員同士がこんなに経営について話をしたことがなかったので、話が止まらないのです。なので、午後は1時から始まりましたが、私がはじめに「ワムネットを開いて」「介護給付費分科会を開いて」と言って、資料を探してもらうことから始めたのですが、途中から、私は一言も発せず、3つのテーブルの議論を4時間、ずーーっと、聴いてました。

「今まで、このような話をしてこなかったんだよね。」「今まで、教育を受けてこなかったんだよね。」「今まで、経営なんて考えてこなかったんだよね。」と最後にいろいろな話をしました。私が、結論としてお話ししたのは、「今の延長線上に法人の未来はないからね。決算見れば分かるよね。やりたいように現場を動かしたいのであれば、黒字が絶対条件だから。今のままではいられないよ。そして、時間が残ってないからね。」と。最後に「法人は経営のために、法人を生き残らせるために動くよ。そうなる前に、自分たちで変わることだからね。しょうがないね。」と。

経営者の方が最後に、ご自分の想いを必死に職員さんにお話しして「みんなで変わろう。頑張ろう。よろしくお願いします。」と話をされていました。

法人は、今、変わり始める瞬間ですね。強い経営ができる法人になって攻めに転じるまでに、最短距離で行きたいですね。