今、10月25日に、急遽、企画された、HMSセミナー「医療福祉業界の最低賃金対策と給与規程見直しを含めた人事戦略」のレジメを作っています。
私は、「コストコショック」と言われている、地方では、倍の時給になっていて、経営者が悲鳴を上げているという話ですが、「本質」がどこにあるのかをご説明しようと考えています。
大事なポイントは以下です。
1 グローバルスタンダード
2 同一労働・同一賃金
3 よく働く
4 高収益構造
そう、USに海外旅行に行くと分かります。5年前とは別世界になっていて、ハワイ旅行が高嶺の花に変わっていることが分かります。
では、USの会社と日本の会社は、どこが違うのか?
私は、USの会社と日本の会社と両方の勤務経験があります。両者の最大の違いは、適正人員で仕事をすること。100%稼働。高収益体質に対する考え方です。
どちらが正しいかは、未だに分かりませんが、これから日本に来る「働く人の時代」「働く人が半分になる時代」「新しい考え方を持っている世代を雇用する時代」「ICT、AIの時代」を考えれば、「グローバルスタンダード」が強いかなと思います。
では、どうするか?私は、対応する方法について10月25日に伝えたいと思っています。
これだけは言えますね、「非生産的な法人は生き残らない。」だから、いつも言っている「福祉の心は体の真ん中に据えて、右手に技術、左手にそろばん」です。
「福祉は尊いものだからしょうがない。」「福祉業界の給与はこんなものだ。」「うちは家族的な経営だ。」は、もう、無理ですね。
私は、ある経営者の方が「うちは、ゆっくり縮小して言って、最後は閉める。うちは家族的な経営だから、みんな辞めない。」と言われたので「それは、無理ですよ。あるときに崖がきて、人が一気に辞める崖が来て、大きく法人が萎みますよ。家族的な経営をと言っているのは経営者の方だけで、職員さんは将来を見ながら働いているから。」とお話ししました。もう、今から4年か5年前の話です。結果の説明は不要ですね。
コストコショックに対応できた法人は、合併・統合の主役になり、対応に失敗した法人は飲み込まれますかね。
ますます、経営が難しくなっていく時代です。頑張って下さい!