厚労省と財務省の報酬改定をめぐる戦いが佳境を迎えているようですね。
11月1日の財政制度審議会の分科会で、診療所のみを経営する医療法人の平均経常利益率が、大きく改善していると結論を出しています。20年〜22年の3年間の実績は以下の通りです。
20年度3.0%
21年度7.4%
22年度8.6%
中小企業の経常利益率の平均が3.1%なので、それを大きく上回るという主張です。
さらに、黒字の法人が75.9%にのぼると。
医師会は、猛反発するわけですが、この数字だと、医療は、報酬改定で大きくプラスになるのは難しいそうですね。
私は、「奇跡の2年半」と言ってますが、やっぱ、数字でも出てきているんだなと。
個人的には、コロナの恩恵は医療側に大きく、介護側には極めて小さかったという感じを受けます。
財務省には、医療法人については、補助がなくても「職員の賃上げは可能」と主張しています。